格差社会と賃料高すぎ問題

先日、いつもnoteに登場する心の友と会ってたくさんの話をしたので、そこで得た気づきなどをまとめてみようと思います。色々な話が出た中で一番印象的だったのが、これからの人生を考えた時に「どこに住むのが良いのか」というテーマでした。私も心の友も地元が同じで、基本的に首都圏近郊を出たことがありません。地方出身の人は、高校卒業くらいの時期に、大学は東京に行くのかとか地方都市くらいのところに出るのかとか、就職するのかとか、私たちより早い段階で自分の人生と向き合っていたのかもねという話が出ました。

私も友人も、(ほぼ)生まれた時からずっと首都圏に住んでいることもあり、当たり前に高校へ行って、当たり前に東京の大学へ行って、当たり前に家の近くで就職しました。わざわざ別の土地へ行く理由もなかったし、考えもしませんでした。それは私たちが特別漠然と人生を生きていたからなのかもしれませんが、首都圏で生まれ育った人は似たような傾向が見られるのではないかとも思っています。私の学生時代の友人も、よほどの理由がない限り首都圏に残っている人が多いです。どんな人生にするか、どこに住むかという選択肢という意味では、首都圏出身の人の方が意外と考えが狭いような気がします。

なぜこんな話になったかというと、他の地域と比べて首都圏の家賃は異常に高いらしいということを、友人が話し出したからです(笑)。この辺りは異常に高いんだろうなーとは思っていましたが、具体的にどのくらいの金額なのかという話はよくわかっていなかったので、結構驚きました。地方在住の読者様もいらっしゃると思うので東京近郊の話をすると、一人暮らしだと6万円で安いねという感じで、都内の良いところだと7~9万(以上)くらいはするかもしれません。二人暮らしだと12~14万くらいはするでしょうか。若者の手取は20万前後が多いと思うので、家賃負担は相当なものです。「家賃って高すぎない?」という話で盛り上がり、「結局、”持てる者”が強いんだよね」と格差社会の現状に直面しました。

普段あまり意識していないけれど、私たちが買い物するときの商品やサービスの価格というのは、賃料分がかなり多いのではないかと思っています。私たちは商品を買う時に、そのお店の賃料も負担しているわけですよね。全体的な賃料が安くなれば、商品の価格も下がり、お財布に優しい世の中になるはずです。起業をするにしても、お店を出すにしても、首都圏において大きな障壁となるのが賃料で、だからこそ、駅前のお店はどこも同じようなチェーン店になるわけですし、無名の個人が駅前の一等地に店を出すのは非常に難しい(=不利)ということになります。

今のシステムは金融ムラ、不動産ムラに有利なように設計されているので、資産を持っている人が圧倒的に得をするようになっています。土地持ちは土地持ちで相続税などもあるし、場所によってはお金にならず、資産管理がやたら大変という苦労もあるかもしれませんが、「持てる者と持たざる者」の絶対的な格差というのは最初から決まっている部分が大きいです。これは歴史で習った「荘園」や「豪族」といったものから何も変わっていないことかと思います。それでもこれからは人口も減るし、空き家問題も社会問題化していることから、賃料のあり方が変わってくる可能性がないとは言えません。

家というのは生きるのに絶対に必要なものなので、住む(=生きる)ことだけにこれだけお金がかかるというのは、よく考えるとおかしな話です。住むことだけに給料の2分の1とか3分の1とかとられてしまっては、生活が苦しくなるのも当たり前です。生きていく上で「どこに住むのか」というのはかなり重要な要素かと思いますが、結局のところ、自分自身の価値観にかかっていると思います。人生において何を優先し、どんな生活がしたいのか。賃料だの仕事だの自然環境だの保育園だの、考える要素はたくさんありますが、それがはっきりしていけば、どんなところに住むかというのも自然に決まるような気がします。

オフ会リクエスト募集中~→オフ会・イベント情報

note過去記事一覧はこちら

ホリスティックな健康をサポートするGreen Cosmoのページはこちら

「note見た」で友達申請→村上遥のFacebook

Twitter再開しました!→Twitter

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?