「違う世界に来た」みたいな感覚です

最近知り合いになる人、親しくなる人というのは、いわゆるサラリーマンとかいわゆる組織勤めの人は非常に少なく、個人で事業やお店をやられている方や情熱を持って好きなことを仕事にしている方が多いです。たまに例のブラック新人研修の記事(参考:ブラック新人研修を受けた方へのエール)や、ブラック企業の実態を暴露する記事などを見ると、「そんな世界って本当にあるんだ」と普段の私の身の回りで起きていることとのあまりの違いにびっくりします。この間のサカナクションのライブでも、みんな何時間も立ちっぱなしではしゃいで元気あるなー、と思いましたし、普段の17時台の電車も通勤客で混んでいるし「ブラック労働で疲弊した社会」って本当?と思うこともあります。

一方で、通っていた心療内科がいつも混雑していたことやそういったメンタルクリニックが増えてきていること、電車が急病人救護のため遅延することが多いことなどから考えても、「心身ともに健康で楽しく働けている人」というのは本当に本当に少ないのだろうとも思います。なんとか働いている、だましだまし日々を過ごしている、という人がほとんどであり、だからこそ週末のお酒やライブへの期待や楽しみも格別で、その場では思いきり発散できるのでしょうね。

しかしながらやはり、自分の身の回りにそういう状況の方があまりいないこともあり、「好きなことややりたいことをやって楽しく生きている人もいっぱいいるんだな」という感覚の方が強いですし、それはできるんだろうな、という思いが確信に変わってきています。公務員で働いていた頃は周りにそういう方がいなかったので、周りの人と同じように、適齢期になったら結婚して産休育休取って、その気になったら昇任試験を受けて定年まで働くのかな、公務員を辞めるのはもったいないし、辞めたってどこへ行っても使い物にならないのかな、だから我慢して働くしかないのかな、と典型的な思考を持っていたものですが、全然違う環境に行くと本当に考え方が変わりますね。いや、当時からそういう考えがあったからこそ、覚悟を決めて辞めることができたのかもしれません。環境が変わると出会う人も変わり、自分の考えもそちらの世界になじんでいく。そして、以前いた世界の記憶も薄れていってしまい、接点も必然と少なくなっていく。同じ日本の東京に住んでいるはずなのに、出会う人、環境によってこうも世界が変わるのかという感じ。自分が変われば現実が変わるというのは本当で、「私の世界は私が想像し創造している」ということを実体験しています。

あんなに当たり前につかんでいた以前の価値観はどこへやら。昔のことはもうリアルに思い出せなくなってきていて、どんな思いで働いていたかということ、どんな辛いことがあったかということも、忘れかけてしまっています。当時のことを覚えているうちにnoteには書いていこうと思います。「統合」がこれからの時代のテーマである一方で、世界の「二極化」はますます進み、従来通り大きな組織のコマとして働く人々と、自立した個人で集まり共同創造・循環型の共同体を創っていこうとする人々に大きく分かれるのではないかと思います。今はちょうどその移行期で、「組織おかしい」と気づいた人が少しずつ立ち上がる時期。完全に二極化してしまうと、もう一方の社会にいる人とはほとんど接点がなくなってしまうでしょう。今の大事な時期をどのような意識で過ごすかというのはとても大切なように思います。組織は井の中の蛙だったことに気づきました時代の過渡期の身の振り方についての記事も参考までどうぞ。

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