承認欲求を越えて、我が道をゆく

2日前のPV、フォロワー、いいね数への執着を手放す、昨日の承認欲求の舞台はブランド物からSNSへの記事に引き続き、承認欲求のお話。マズローの欲求段階説(よく見るピラミッドのやつです)で言うと上から2段目に当たるのがこの承認欲求。私は特に心理学を学んできたわけではないので学校で学んだレベルのことしか知りません。この説によると、承認欲求の上のトップには「自己実現欲求」なるものが存在し、ウィキペディアの説明を引用すると、「自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければならないという欲求。」なのだそうです。

ここ2日間の記事で、以前は承認欲求を満たすものが「ブランド物」「クルマ」などの「モノ」であったのが、SNSなどでの「ネット上の支持」に変わったのではないかと考察しました。他の「若者の○○離れ」一覧などをネットで調べてみたりもしましたが、ありとあらゆるものから離れているような言説が語られるのに滑稽さを感じつつも、興味深く見ていました。実際、若者の「SNS離れ」なんて言う言葉もありますし、私自身も以前よりFBを見なくなったという話を「SNS離れ」したくなる時の心境という記事に書いたこともあります。なんとなく、全体的に承認欲求が弱まってきていて、お金やモノはほどほどでいいから好きなことをして暮らしたい、周りに迎合せず我が道をゆけばいい、というような価値観が高まっているのかなと感じました。まだ100%の確信はないですけどね。

ここ数年、”好きなことを仕事にしよう”ムーブメントはものすごい勢いで普及しているように思います。それは、ある意味では「承認欲求」の段階を越えつつある人が「自己実現欲求」に意識が向き始め、他人からの承認を得るためにどうこうという価値観から、「自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものに」なろうとする価値観に変わる過渡期なのかなと感じました。他人の目を気にして、他人の承認を得たいがために生きる他人軸的な生き方ではなく、本当に自分らしく輝ける生き方をする自分軸の意識へと、世の中全体が動きつつあるのでしょうね。これは私にはとても良い傾向のように見えますし、今後どんどんこの流れが加速していくのは間違いないだろうと思っています。

以前に何かに夢中になれる人は強いという記事や、過去の「普通」は参考にならないという記事にも、我が道をゆくことの大切さや、周りに迎合せずに自分の好きなことをとことん追求していけば良いのだ、ということを書きました。また、「みんながこれをする!」的なイベントやレジャーなども少ないですし、音楽やファッションなどの趣味も多様化しています。多様化=人それぞれが我が道をゆくというそのものですよね。「ブランド物」、「ネット上での支持」、次にエゴの承認欲求を満たすために何を比較対象にしていくのかな?と思ったりもしたのですが、徐々に共通の基準のような価値観がなくなり、それぞれが好きなように好きなことをして「自己実現欲求」を満たすという、多様化が認められる成熟した社会へ向かっていくのかなという希望も感じました。

人々の意識の目覚めにともなって、自分は何をするために生まれてきたのだろうか?本当の自分は何をしたいのだろうか?自分のベストな資質を輝かせられることって何だろうか?ということへの興味が年々高まっているように感じます。若者の○○離れには色々とあるようですが、ざっくりと言えば、他人からの承認を得るための仕事、モノや所有で見栄を張る生き方、お金さえ儲かれば良いという考え…そういった価値観離れが進んでいるのでしょうね。モノを売りたい企業にとっては好ましくないことかもしれませんが、その方本来のスピリットを輝かせる生き方に少しずつ意識が向かっているのはとても良いことのように思います。他人の目を気にせず、我が道をゆけばいいのだと腑に落とし、そんな人生を具現化できる人が増えるといいなぁと思いました。

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