初心に立ち返ることの重要性

日々の仕事や雑務に忙殺されていると、つい「初心」を忘れてしまいがちになり、「なんでこの仕事やろうと思ったんだっけ?」と思うこともありますよね。新卒で入った会社の入社動機第一位は「そこが最初に内定をくれたから」とか「そこしか内定もらえなかったから」とか、そんなことだと思います。その会社で働きたいという理由はどこへやら、それは就活のゴールが内定を得ることにあるためですよね。

就活で語る志望動機は21歳現在での志望動機であって、人生のことなんて何にもわかってない時点で適当に考えたものです。だからそれが変わって当然だし、入社してみて「やっぱり違う」ということは8割がたあるのではないかと思います。しかし、日々の仕事に追われて「違うとは思うけど目の前のことやらなきゃ」となって、次の一歩を踏み出すには至らず…という状況の方も多いのかもしれません。社会人生活がいったん始まってしまうと、立ち止まって考える時間というのは意識的に持たない限りはありません。これって結構怖いなと思うのですが、日本人の場合一回入社すると、退職するまで1カ月たりともまとまった休みってないのが基本。あってもお盆と年末年始位で10日くらいがせいぜい。無給自主休暇制度とかあればいいのに…と思うのですが。

どんなシチュエーションにあるにせよ、「初心」を思い出すというのは大切だと思っています。私も仕事を辞めてから好きなこと、興味のある分野を探求してそれを仕事に、と思っていますが、枝葉末節にとらわれていると、「初心」を忘れてしまいます。一つ一つのできごとに振り回されてしまうこともあります。結局私のやりたいことは、人々が「調和」に向かうのをサポートすることであり、体調であれメンタルであれ何らかの不調和を何らかの療法でその人らしい状態に近づけていきたい、というのが「初心」です。それは今も変わらないですし、今後もその軸はずっとあると思います。表現の仕方は多少変わっていくかもしれません。今はこのnoteやブログくらいですが、個別セッションやワークショップ、講座も今後は力を入れてやっていきたいと思っています。何を始めたとしても、どの療法を用いるにしても、人々の「調和」をサポートしたいという軸は変わらず、何か判断に迷った時は、必ずそこに立ち戻ればよい、という確固たる信念です。そしてその思いこそが私の「人生の目的」に密接に関係があると思っています。

結局「初心」とか「軸」、「信念」がないと、判断にぶれが生じてしまうわけですよね。今の組織がいまひとつ合わなくて、転職をしようとするのも良いと思いますが、やっぱりそこで自分の「初心」「軸」「信念」というのはしっかり固めておいた方が良いような気がします。お金や待遇の面だけで選んでしまうとやはりあとでつらい目に遭って、年齢だけを重ねてしまうということになりかねません。また、組織の構造そのものに不満を感じてしまう場合は、どこの組織に行っても不満を感じる可能性が高く、そういう方はそもそも組織向きではない可能性もあります。そういう場合でも、今より興味のある分野の組織に転職するのは良いかもしれませんね。

もしこのnoteを読んでくださる方が27~30歳くらいの方であった場合、ここで今一度人生を立ち止まって考えてみるのは本当にお勧めです。自分と同じ年代ということもありますが、22歳で就職してしばらく経ち、ここから新たな人生のスタートだ、くらいの気持ちでまっさらな状態で人生をとらえてみると良いと思います。今向かおうとする方向性が本当にこれでよいだろうかと、胸に手を当てて考えてみると答えが見えてくるかもしれません。ハートが答えを教えてくれるのです。

「何のために生きているんだろう?」「このままこの仕事をして死んでいくのか?」そんな疑問が浮かんだら、是非「初心」「原点」に立ち返って、自分の人生とゆっくり向き合う時間を持ってみることをおすすめします。

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