自分の意見の伝え方、他人の意見の受け止め方

今日で平成も終わり。平成はインターネットの発達が目覚ましい時代でしたね。誰でも簡単にネット上に自分の文章、画像、写真を投稿できるようになり、つながる楽しみも増えた半面、新たな人間関係の難しさにも直面するようになった時代だったのかなと思います。ネット上をさまよっていれば、当たり前に自分と同じような意見、自分とは異なる意見の文章・投稿を目にしますし、それに対してまたコメントをする人の意見をも読むことができます。リアルな世界で仲良くしている人はルイトモだったり、属性が似ていたりして幅広い人々と出会うことは少なかったりもしますが、ネットを見てみると本当にいろんな考えの人がいるものだな、とつくづく感じます。

いろんな考えの人が生きている世の中において、自分の意見や考えを表明する(伝える)というのは、なかなかコツがいるなと感じていて、下手にやると非常に面倒なことに巻き込まれたり、人間関係をこじらせたりするので注意が必要です。これはネット上のことに限らずです。いくら内容が良くても、伝え方が悪いと内容にきちんと向き合ってもらえないことも多く、もったいないと感じます。多くの人々が不快に思うのが、押し付け・盲信・否定なのではないかと思います。とりあえずこれらを避けることで、不要なトラブルは防げるのではないかと考えています。

私の場合、自分の意見を書いているのは主にこのnoteやツイッターですね。ここは自分の「持ち場」という感じ。FBだとリアルな知人の顔が浮かんで、どうも忖度が入るような気がしているので意見や考えは書きにくいと思うようになってしまいました。たとえば、私は小さい子どもを保育園に入れることには反対なのですが、それをFBに書くと、必ずそれに該当する友人の目に触れるので、どうも書きにくい感じがします。仮に該当する友人に会うことになった場合も、その考えを言うことはないでしょうし、普通に楽しい時間を過ごして終わりだと思います。もし、友人に「私は保育園に入れたくないんだけど、夫は入れるのが当たり前だと言ってて悩んでる。どう思う?」などと相談され、意見を求められた場合は、私の意見を正直に言うと思います。

ネット上を散見していると、動物愛護、ベジ・ヴィーガンの方々やいわゆる自然派育児の方々というのは割と拒否反応を示されがちなのだなと感じることが多いのですが、これも一部に伝え方に問題がある方がいるせいなのかなと思ったりもします。その思想を人々に押し付けず、バランスのあるものの見方を身につけ、相手のことを否定しなければ、もっと彼らの話に耳を傾ける人も増えるのではないかと思うのですが、「意識低いあなたはダメ!」的な入り方をされるとやはり拒否反応を示す方も多いのかなと思います。そもそもに分離感が根底にあると、否定的・攻撃的な態度が出てきやすいのでしょうね。

いろんな考えの人がいるのが当たり前なので、ある意見や考えを持つこと自体を否定することはできないのですが、それをどのように扱うかというのはよく考えないといけないなと感じます。日本人は同調圧力が強く、他人に対して「不寛容」であると言われたりもしますが、いろんな考えや意見が目に付くようになり匿名でものが言える現代のネット社会だからこそ浮かび上がってきた性質なのかもしれません。もちろん経済苦で人々の心に余裕がなくなってきたこともあると思います。自分の考えや意見に対しても、他人の考えや意見に対しても、あまり感情的にならず、「そういう人もいるよね」くらいに冷静でバランスのとれた態度で向き合っていけるといいのではないかと思いました。

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