サカナクションと「統合」「バランス」

昨日は久しぶりに私の好きなアーティスト2大巨塔の一つ、サカナクションのライブ@幕張メッセに行ってまいりました。もう、すごい人で始まる前から結構へとへとになってしまいました(笑)。何年か前まで川崎の小さいライブハウスでやってたのに~すごい人気ですね。「あれ、世の人々って日々の仕事に疲弊しているんじゃないの??」って思うくらい、ライブに来ている人は元気そうで(笑)、飛んだり跳ねたりあのエネルギーはすごいな~と思います。それを楽しみに日々仕事をしているから、あの場でストレスを発散したいのでしょうね。ライブ後の会場の空気はきっとみんなのストレスで淀んでるだろうと思って、家に帰ってきちんと身体を浄化してみました(笑)。

実際に身体が痛い(腰痛、肩こりなど)とか、なんか憂鬱、みたいなときにライブではしゃいで汗をかくとスッキリして、立ちっぱなしで絶対疲れているはずなのに爽快感の方が大きかったり、という経験がある方も多いと思います。運動もそうかもしれません。心身にたまったストレスや怒りなどのエネルギーが痛みや憂鬱感となって現れているわけですから、ライブで大声を出したり、踊ったり飛び跳ねたりすれば、必然的にそのエネルギーが放出されるので、コリなどが軽減することはあると思います。ライブ後の空気は熱気ムンムンでしたが、あの場にいた方の日ごろのうっぷん、ストレスがいっぱい出ていて、集合無意識的にもストレス発散になったなぁと思ったりもしました。

ライブでボーカルの山口一郎さんが言っていたことで面白いなと思ったことがあったのでご紹介します。

「僕たちはメジャーでもマイナー(マイノリティ)でもないところにずっとい続けたいと思う」

確かそんなようなこと。いや、私から見たらあなた方十分メジャーではないですか??と言いたくなりましたが(笑)、彼らにとってメジャーというのはミスチルとかサザンとかビーズとか嵐とかそのクラスを言うのかもしれませんね。つまりは、世には出ているけれども、有名になりすぎない、テレビ的人気絶頂にならない、ということかなと思いました。いや、自分たちはならないと思っても人気出ちゃうかもしれないじゃん…と思いましたけど、その辺は汚い芸能界ですから、テレビ的人気絶頂になりたい、と思えば裏の手を使って人為的になれるのかもしれません(というかなれるんだろうな)。そういう売り方のオファーがあったけど断った、とかなのかも。また、人気は「つくられたもの」であり、人気が出すぎると大人の事情で好きな音楽を作れなくなるということもあるのかもしれません。真意はわからないけれど、テレビ的人気絶頂を目指すことはしないよ、ということが言いたかったのかなと思います。

何の話をするのでもそうですが、「ほどほど」とか「バランス」って大事だよなぁと思います。私はてんびん座ということもあり、バランス感覚を重視するタイプらしいのですが、何にしても極端に振れすぎるのはどうかなと思ってしまいます。お金についても大富豪も大貧民も嫌だなと思うし、食べ物についても肉食だけも野菜だけも嫌だし、完全に浮世離れして仙人暮らしもピラミッド組織の底辺で奴隷労働も嫌だし、とにかくその間のバランスが良い「ほどほど」のところにいたいです。だから、山口一郎さんの発言の言いたいこともなんとなくわかるし、彼も今までの人生でいろいろ考えた上でそう思ったのではないかなと思います。個人的には振れ幅の大きい極端な価値観とか人生ってすごく疲れると思うんですよね(笑)。エネルギーを消耗しちゃう。大富豪も大貧民も違った意味で辛そうですもんね。

人は往々にして極端を目指したがるし、極めたがることも多いです。それが悪いことでは決してないのですが、私の結論は「ほどほど」「バランス」がベストだなぁということです。両極を極めてみて初めて「ほどほど」がベストだったわ、と気づくことも多いと思います。これからの時代のキーワードは「統合」だそうです。この二元性の世の中において、「統合」というのはますます重要な視点となるでしょうね。自分を「統合」して「バランス」がとれることもあるだろうし、「バランス」を整えていくうちに自らが「統合」に向かうということもあるでしょう。自分にとって心地よい「バランス」を保ち維持することというのが、自らが「統合」した状態であり、一番その人がその人らしく楽に生きるための秘訣ではないかなと感じました。

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