思い込みと価値観と信念と

新年は第3チャクラのキーワードを取り上げて、「自分の人生を創造すること」について考えております。第3チャクラって、意志とか自尊心、自己イメージや正義感に関するチャクラで、いわゆる「芯の強い人だね~」とか「自分をしっかり持っているね」と言われる人はこの部分のバランスが取れていることが多いのかなと思います。このチャクラが弱すぎると流されやすく意志薄弱で自己犠牲的な印象を抱きますが、過剰だと正義感が強すぎて融通がきかないとか、頑固でいつも自分が正しいと思ってしまうような、英語で言うとbossy(ボスの形容詞)という表現がしっくりくる人物像が浮かんできます。普段から胃の調子が悪いという人は、このチャクラのバランスが乱れている場合が多いでしょうね。

私のnoteでもスピ系の本やブログでも「不要な思い込みを手放そう」というメッセージは耳にタコができるほど聞きます。そして「価値観」という言葉も一般に良く使われる言葉で、人が別れたり離婚するときの理由のトップにはいつも「価値観の違い」という文言がランクインしていますね(村上調べ)。また、似たような意味合いの言葉に「信念」というものもあります。こちらはポジティブな意味で使われることが多く、「信念を貫く」とか「信念を大事にしよう」といった表現を見聞きします。思い込みを手放そうと言いながら、信念は大事にしようってどういうこと?と思うことが過去にあったので、その辺りを整理したいと思います。

私たちは無数の思い込みを持って生きていて、いくら覚醒者とか聖者と言われるような方であっても、思い込みが0という方はいないでしょう。私たちは「どのような思い込みを選択して生きるか」ということにおいては自由で制限がありません。そしてその思い込みの選択が「価値観」ということになるでしょう。例えばよく夫婦間などで問題になる「金銭感覚の相違」。これはお金に対する価値観の相違であり、お金への思い込みの相違ということでもあります。「お金は使えば減る」という思い込みを持っている人と、「お金は使った分だけ入ってくる」という思い込みを持っている人が同じおサイフで生活したら、それは揉め事が起こるだろうということは誰でも想像がつきます。「食費は極限まで切り詰めるべき」と考えている人と、「食べものにお金をかけるのは最良の投資」と考えている人、これも問題が起こりそうなパターンです。

思い込みがあることが悪いのではなく、自分を高めてくれるものを意識的に選択して生きれば、その方の強い味方になることもあります。「信念」というのはその人があえて選択して意識的にその思いこみを持っているということですし、その方の意志力を強め、エンパワメントすることができる自分自身の柱のようなものになるでしょう。ぶれそうになったらいつでもそこに戻って来られるようなもの、自分を勇気づける言葉や思いですね。「信念」は「情熱」を生み、生きる原動力にもつながっていきます。意志の力や自信も高まっていくことでしょう。

その思い込みがあることに自覚的であれば、それが自分にとって必要か不要かを選別していくことができます。しかし、その思い込みというのは自分の行動パターンの核となっているものほど潜在意識の奥深くに眠っているもので、なかなか意識化することができません。そしてその奥深くの思い込みというのは、幼少期の生後1年以内くらいに形成されたものもあるでしょう。最近できた思い込みほど早く表面化し、早く手放すことができる一方で、生まれてすぐにできた思い込みほどいくら癒しを続けてもなかなか自覚できないものです。癒しの過程はたまねぎの皮を剥いでいく様子に例えられます。奥深くに眠る思い込みほど傷は深いですし、癒すのにも時間がかかってしまうのですね。

第3チャクラのバランスをとるためには、自分が今どんな思い込みを持っているかに自覚的になり、それが自分を自分らしくいられなくする不要な思い込みなのか、自分を高める信念になりうるのかを選別するという意識は大切だと思います。私の信念は何でしょうね、「時間はかかってもコツコツ続ければいつかは芽が出る」…とかでしょうか(笑)。どんな思い込みを選択して生きるかというのが、自分の人生を創造できるかどうかに大きく関係しているのは間違いありません。私たちの人生は、思い込みに気づき、癒し、選択し続ける旅ということに他ならないのです。

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