「内定」「結婚」をゴールと錯覚する心理

就活しているとどうしても目の前の「内定」に意識が向いてしまい、「自分が何をしたいか」とか以上に「一番先に内定をもらったところに入ればいいや」という心理が働くものです。その気持ちはよくわかりますし、私自身もやりたいこととか言ってられないからとにかく早くこの「ない内定」状況を打破したいと思うものです。周りが就活終わって遊び始めたらなおさら。今必死で就活している方にいくら私が「内定はゴールじゃないよ」と言っても馬耳東風でしょうね。

同じように、「結婚」「プロポーズ」もゴールと錯覚しやすいです。これもよく世間では「結婚はゴールじゃない」と言われていますが、結婚したい(主に)女性にとっては、何が何でも結婚!という気持ちが強く、「結婚してくれそうな人と結婚する」みたいな発想が生まれることもあるのでしょう。私はそうは思わないのですが、そう感じる方がいらっしゃるのはわかります。私の周囲には結婚!結婚!という方はあまりいないのですが(ルイトモ…)、行くところに行けばそういった考えの方も多数いらっしゃることと思います。

別に「内定」や「結婚」をゴールと思うことが良いとか悪いとかそういうことではないです。共通する心理として一つは、「今のこの欲」を満たしたい気持ちが大きいのかな、ということ。「今」、のどから手が出るほど内定が欲しい、のどから手が出るほど結婚したい(笑)、という「欲」があり、その「欲」を満たしたいという気持ちが強いんですね。人生まだまだ長いので、「内定」「結婚」は一つの通過点にしか過ぎないし、もっと言えば大変なのはその先なのですが、「今」満たされたいんですよね。似た話は「早く、早く」が招く無数の悲劇に書きました。「今」の「欲」を満たそうとするあまりに、判断ミスすることって結構あると思います。

もう一つは、「内定をもらう」「プロポーズされる」、ということが、会社にとって入社してほしい人として認められたということ、相手が結婚したいと思う人として宣言されたということ、を表しているため、ある意味「承認欲求」が満たされることなのかなという気もします。単に点数で合否が決まる大学に合格するとかそういうことと同じではないんですよね。組織なり他人に「かけがえのないあなた」として認められ迎えられるという経験がしたいがために、その「欲」は生じているとも言えると思います。有名企業やイケメン高収入のやさしい彼に認められたら、自己肯定感も上がるような気がしますしね。実際は自分以外の外の条件で本当の意味での自己肯定感は高まらない気がしますが、「世間的に良しとされている人、組織」に認められると鼻高々になる気持ちはどなたにもあるのではないでしょうか。自分だけの問題に見えて、まわりより「早く」内定もらったとか、「いい男と」結婚できたとか、そこには周囲との比較による優越感、劣等感の軸も見え隠れします。

進学校はコンプレックスの温床でしたの記事にも書いてますが、他人と比べる軸がある限り、辛い思いをし続けることには変わりないんですよね。他人はどうあれ「自分は自分」と思えれば、周りの状況に振り回されず、本当の意味で自分の人生と向き合うことができると思います。これは社会を形成し集団生活を送っていく以上、一生付き合っていかなければならないことで、周囲との比較の感覚は根強いです。「早く」とか「有名企業」とか「いい男」などを求める気持ちがあるのであれば、なぜそう感じるのか、内観してみると気づくことがあるかもしれません。

働いたら職場の愚痴、結婚したら配偶者の愚痴がメインテーマになるわけです(笑)。もちろん、みんながみんなそうではありませんが、「内定」や「結婚」に過度な幻想を抱かない方が良いですね。一生のうち何回かは「内定」「結婚」などをゴールとして必死で生きる時期は誰しもあると思います。いつも言ってて耳タコなのですが、そういう状況でも自分が「調和」していさえすれば、適切な判断ができると思っています。そういう意味でも内観や瞑想は本当に大事で、日常に取り入れていきたいものですね。

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