常に「適材適所」でうまくいく

当たり前の話ですが、その人の性格や価値観によって、得意なこと苦手なこと、やりたいことやりたくないことというのはそれぞれ違います。よく「得意×苦手、やりたい×やりたくない」の四角のマトリクスで考えようという話もありますよね。私だったら、事務作業は得意なので苦ではないですが、すごくやりたいかと言われたらそんなにやりたいわけでもないです。体力がないので、バリバリの営業外回りとかCAさん、看護師さんとかも絶対無理です。そうするとおのずとやれること、やりたいことは限られてくるので、その方向にエネルギーを注いでいくことになります。

できれば、「得意でかつやりたいこと」をやるというのが理想の状況だと思うのですが、なかなかそれを実現できている人はいないのが現実なのではないでしょうか。しかし、本来の宇宙の法則に従って生きられるようになれば、必ず「得意でかつやりたいこと」をやれる状況に導かれていくはずだと思っています。なぜそうなれないのかというと、本当は得意なことに気づけていなかったり、やりたいことというのが本来の自分ではなく、偽りの仮面をかぶった自分がやりたいと思っていること、外の世界の影響を受けてやりたいと思わされていることであったりするからです。「儲かりそうだから○○になりたい」とか「家を継がないといけないから本が好きなのに医学部に行く」とかそういうことですね。そうやって自分に嘘をついたり、本来の自分らしくいられない場所に身を置いていると、近いうちにガタがくるはずです。

そして、このことを考える際に重要なポイントが「それをやることで周りの人に感謝される、役に立つ」ということだと思います。「得意でかつやりたいこと」をやっていたら、周りに喜ばれたとか、何かを頼まれたとか、お金が発生したとか、そういうことがあると、それはOKサインと見て良いと思います。前述の通り、私は事務作業を特別やりたいと思っていないのですが、アルバイト先でも事務がスムーズにいくことで感謝されることがあるので、これは人々に貢献していった方が良いことなのだなぁと思い、精いっぱい取り組んでいます。まぁ、何をするにしても事務作業はつきものですからね。「得意でかつやりたいこと」がよくわからないなぁ、という場合は、周りの人に感謝されるかどうかを軸に振り返ってみると、気づくことがありそうですね。

変化が起きるのは本人の「気づき」によってのみの記事にも書きましたが、苦手な仕事、やりたくない仕事をしていると、身体を壊したり、職場の人間関係が悪かったりして、強制終了させられることがあります。それは、「得意でかつやりたいこと」をしていきなさいよ、というサインです。現代日本にうつ病の人が多いのも、自分らしい生き方ができていない人がほとんどだからだと思います。それを恐ろしい精神薬漬けにして、何もできなくしてしまう本当に狂った国です。仕事でうつっぽくなってしまったら、休んで自然と親しんで自分らしく生きるようになれば、薬なんか飲まなくてもすぐに元気になります。なぜそれができないのかというと、お金の洗脳があるからです。ですから、いつもいつも、資本主義とピラミッド組織から抜け出そうということを言っているのです。

組織内での「適材適所」はもちろんのこと、大きな日本、地球、宇宙全体という視座での「適材適所」を目指していけば、すべては調和しうまくいくはずだと確信しています。植物や作物だってその土地、気候にあった場所でこそ一番よく育つわけです。植物は賢い、自分が一番輝ける場所がわかるんですからね。現代人はお金によって、自分の得意なこと、やりたいことがわからなくなるように洗脳されています。体調が悪くても、職場の人間関係が最悪でも、そのままの環境でだましだまし過ごしている方が、楽なんです。変化を恐れる気持ちと向き合い、自分が一番輝ける場所への第一歩を踏み出される方がどんどん増えていくことで、「適材適所」の調和した社会へ、少しずつ近づくことができるのです。

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