個人を攻撃するつもりは1ミリもありません

公務員時代はマスコミの公務員叩きの報道や、公務員への世間の風当たりの強さなどが気になっていたものです。「私たちに言われても困る…」「私たちは私たちで一生懸命働いているのに公務員ってだけで批判されても」といつも思っていました。安易な賃金引下げの議論にもほとほと呆れていましたね。ターゲットが違うだろうと、批判の的が違うだろうと、そんな風に思っていました。的外れな批判、というのは世の中によくあることですが、マスコミの手にかかるとこれがさも真っ当なことのように聞こえるから不思議です。的外れなのにそれが世論になっていく。完全な世論操作ですね。

私の直接の知り合いでこのnoteを読んでいらっしゃる方には、医療従事者の方も大企業にお勤めの方も公務員の方もたくさんいらっしゃいます。そういった方に誤解されたくないと思うのは、私は資本主義やピラミッド社会を支えている組織で働く末端の労働者に対して、批判したり攻撃したり否定したりするつもりは微塵もないということです。むしろ、応援というか同情というか、働き続けられることへのある種の尊敬というか、そんなものすら感じます。よくあんなところで我慢して働き続けられるね、という感じです。中には楽しくて仕方ない人もいるでしょうが、大半はなんらかの不満を抱えながら働いている方がほとんどだと思います。もし、本当に我慢できないくらい辛いとか、転職しようか悩んでいるとか、体調不良やメンタルでもう限界にきているとかそういう方がいたら、「もうそんな変な組織で我慢してないで、ここで少し休んで、これを機に自分らしい人生に舵取りしようよ」と言いたくなります。

私が良くないといつも言っているのは、資本主義やピラミッド社会の「構造そのもの」についてです。利権のために人々の健康が害されたり、公教育の名のもとに洗脳されたりと、政府、大企業、マスコミ、広告会社、さらには金融マフィアによる大規模な支配システムが隅々まで浸透しているがゆえに、末端の労働者は奴隷として搾取され続けるというシステムになっている。二極化はさらに進み、富める者は富み、貧しい者はさらに貧しくという無限ループです。

こういうことを書くと、そういった会社等にお勤めの方からすると、「むらはるなんて嫌い」「むらはるに嫌われるのでは」と思う方がいらっしゃるかもしれません。私のことを嫌いになるのはまぁいいのですが、「嫌われるのでは」ということはないので誤解を解いておきます。その方がどの組織に属していようと、ピラミッド社会の末端を支えていようと、それで嫌いになるとかそういう考えは一切ありません。なぜなら、私が問題視しているのはあくまで「構造」であって、個人に対するものではないからです。私の考えだってかなり極論、行政、医療、大企業やマスコミといってひとまとめにしていますが、個別具体な事例に関しては例外もあることはわかっています。個人ではできないことも、大きな資本と人の力が集まればできることもあります。大きな組織に属して生き生きと楽しく働いている方もたくさんいることでしょう。とにかく私が言いたいのは、社会の構造そのものに問題があるということである、ということは重ね重ねお伝えしたいと思います。

構造の問題と個人レベルの問題を一緒にしてしまうと訳が分からなくなり、ただの八つ当たりの悪口みたいになってしまいます。発信する側も誤解を招かないように気をつけないといけませんね。現代の医療は何かがおかしいと感じながら働いている医療従事者の方、今の教育は子どもたちのためにならないと思っている教職者の方、嘘がまかり通る報道の在り方に疑問を感じるマスコミの方、こんな添加物山盛りの自社製品は絶対に食べないと思っている大企業食品会社の方、本質的に市民のためにならないことをしていると思いながら働いている公務員の方(過去の私)、実にたくさんいらっしゃることでしょう。自分の思いと裏腹な仕事をしていると、本当に心と身体の健康を害します。私も同じ経験をしたので気持ちはよくわかりますし、常にそういった個人の方の味方でありたいと思っています。社会のおかしさに気づき目覚めた方が、自分らしく魂を輝かせる人生を送れるようになることが、私の望みであり幸せなのです。

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