自動ツールにより形骸化した「いいね」系反応

フリーで生きていこうと思うときにふと思うこと、一つは以前も「セルフブランディング」と「大物感」の記事に書いたブランディング問題、もう一つは「集客」問題です。世の中集客ビジネスが溢れているように感じますが、私がいつも解せないなぁと思うのが、自動ツールを使った集客です。Webマーケティングの達人的な人がよくネット集客について語っていて、自動ツールでフォローしましょうとか「いいね」つけましょうとか読者登録しましょう、とか見ると、「それって本質的じゃない」と思ってしまいます。

自分のブログに「いいね」系反応があったとして、それが自動ツールによるものだったとしたら、私はすごく嫌な気持ちになるのですが、それは私だけでしょうか。そうやって自動ツールを勧める人は、自分のブログについた「いいね」や読者登録も自動ツールによるものである可能性が高いことに対して何も思わないのでしょうか。結局、心ない「いいね」や「読者登録」、「フォロー」なんてなんの「数」にもならないし、それで喜んだり実績だと思っているとしたら、それって何にも本質が見えてないんじゃないの?と思ってしまいます。そういうの勧めている人は、結局そのツールを売ることがアフィリエイト商売になっているだけで、ぐるぐるマッチポンプをやっているだけのような気もします。

noteには今のところそういうツールはないと信じてますが、そういうの出てきた時点で嫌になっちゃうと思います。本当に見てくれているわけではない人の読者登録とかフォローとか別に要らないですし。いつも言っている通り、大事なのは自分の価値を高め続けることと、信用第一で人との有機的なつながりを大切にすることだけだと思いますし、それが基本で極意であり、どこまで徹底的にそれを貫けるかだけだと思うんです。すぐに目に見える結果が欲しいからとお金を出してフォロワー数を買うみたいな行為は、愚の骨頂だと思うのですが。

世の中、多くの人々が物事の「本質」とか「価値」に目覚めてきています。それは、初期の記事ユニクロ、マック陥落、成城石井活況に見る消費者心理などにも書いたとおり、人々の消費行動を見ても明らかです。にせものに引っかからないコツは、ある対象をフォロワー数や人気度、知名度で判断しないことです。そんなものはお金さえ出せば買えるのですから。それよりも、もっと「本質的な価値」を見抜く力をつけ、有名か無名か、高いか安いかなどの尺度で判断しないことが大切です。私もまだまだフィルタが抜けず、知名度や値段を気にしてしまうことはありますが、それでもできる限り自分の価値判断基準を大事にしているつもりです。

集客方法を考える、工夫することはもちろん大切なのですが、それはあくまでテクニックとか枝葉末節の話です。大事なのは中身、品質、価値、信用などもっともっと本質的な部分であることに間違いはなく、時間・労力・お金の投資の優先順位はよーく考える必要があります。自分の価値も信用も、一朝一夕で身につくものではありません。土台作りに時間はかかろうとも、強固な土台をつくることこそ、その後のあらゆるビジネスの基盤になると確信しています。

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