家庭にAI(人工知能)必要かなと思った話

昨日のAI(人工知能)セミナーで感じたことの続き的な記事です。セミナーの中で、グーグルが大金を投資して開発している事業の中に、家じゅうの家電をAI搭載にする、みたいな話があった(と記憶している)のですが、今の生活の状況で特に不自由もしていないので、どういう場面でAIが入ってくるんだろ?とちょっと考えてみました。前に某家電メーカーがスマホアプリと家電をネットワークでつないで…みたいな製品を出してましたが、あれって流行ってるんでしょうか?少なくとも私の生活にはいらないと思っていますが。

エネルギーの最適化をしてくれるという話がありましたが、それ以外の家電がAI化するってどんな感じでしょう。家に帰ってきて、「お風呂」と言ったらAIが自動でお風呂を沸かしてくれる、とかそんな感じの想定なのでしょうか。炊飯器に「18時半にお願い」とか言うのでしょうか。炊飯器に白米と玄米を2:1の割合で入れて適宜お米をといでくれていたら申し分ないですが、そこまでしてくれないでしょうし、ただでさえボタン押すだけのものにそれ以上のものは求めてないと言いますか、なんというか家の中のどこら辺の問題を解決してくれるAIが登場するのだろうというのがちょっと疑問でした。

VRもゴーグルをつけてちょっと見させてもらったのですが、私はTDRのスターツアーズとかストームライダー(終了したらしい)みたいなアトラクションが超苦手で、画面がちょっとでも揺れるとすぐ酔って変になるので、VRはかなり苦手でした。3D映画とかもダメ。VRのゲーム機がちょうど発売になったみたいですが、あれが普及してしまうと私みたいな人はちょっと生きづらいですね…。苦手すぎてゴーグルつけたままずっと目つぶってしまいますからね(笑)。

テクノロジーが進歩するのは良いのですが、かゆいところに手が届くサービスってなかなか難しいんだなと感じます。テクノロジーが解決してくれることもたくさんありますが、別に要らない機能やアプリもたくさんありますよね。高額を投資してシステムを作っても、需要なかったなんてよくありそうな話です(スマホ家電とか…?)。スマホにしたって、すべての機能を使いこなせない(ガラケーの時点で使いこなせない)わけですし、ガラケーでテレビなんて観ないのにワンセグなんてつけてしまったばっかりに受信料問題なんかも起きてしまいましたしね。よくよく考えてみると、日常生活に必要な機能ってそんなにない気がします。よく使うのは乗り換え案内とかバスの運行情報、目覚まし時計くらいです(笑)。なんだかんだアナログ人間なので、あらゆるセミナーのメモなども100%手書きですし、電子書籍より紙の本の方が使い勝手が良いです。好みは人それぞれだと思いますが、別に今のままで事足りてるし不便を感じていない領域ってあると思うんですよね。

別にそこ進歩させなくていいよ、というところに投資せず、確実に需要があって便利になるだろう、というところに必要なお金と人材、エネルギーをかけてほしいものです。そういうミスマッチって絶対起きますからね。今は「これから」という時期なので、今の判断ってすごく重要だと思います。確実に需要があると思うのは、定例的なQ&Aと翻訳機能ですかね。私は読み書きはできても英語を話せない典型的日本の悪しき教育のたまもの的存在なので(笑)、翻訳機能の精度が上がっていただけると非常に助かります。助かるのは私だけじゃないでしょうね(笑)。

家庭って地に足の着いた日常生活なので、テクノロジーとかあんまり要らないんじゃないかというのが私の感想です。むしろ、家庭の日常というのは、どんどんシンプルかつ丁寧に「人が」やっていこうという流れになるんじゃないかと思っています。調味料作りの講座とか今めちゃくちゃ人気ありますし、発酵食品とか和食とか今までになく流行っていますよね。石けんを手作りしている人も多いですし、炊飯器だって土鍋ごはんのおいしさに気づいた人は手放してますしね。可処分所得が減り、お金お金という価値観から離れるほど、いかに日常を丁寧に生きて小さな幸せを感じて生きようか、と思うようになると思います。AIやテクノロジーが家庭や日常の分野に入っていくのは、相当難しいのではないかと感じますね。

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