家族全員が疲れ果てている現代社会

働くこと、子育て、家族などについて考えることが多い今日この頃。共働きが当たり前になり、夫婦とも働きながら家事・育児に勤しむ家庭が増えてきていますが、仕事でへとへとになって疲れて帰ってきてその後も家事・育児という生活を想像すると、「私には到底できない」と感じますし、かなり無理があるように感じます。夫婦どちらも仕事で疲弊しきってしまったら、家でストレスをぶちまけてしまったり、家事を押し付け合ってしまったりして、関係性が悪化しそうだなと何となく思います。

私には経験がないからわかりませんが、想像しただけでも育児は相当ストレスがかかると思いますし、お母さんも終始イライラして相当疲れがたまるものだろうと思います。そこへ仕事でへとへとになって帰ってくる夫。家事も育児も手伝わない、となるとお母さんのストレスが限界に達するのもわかる気がします。お互いに疲れ果ててしまうと不機嫌になり、相手のちょっとした言動にもイライラして当たってしまったりして、子どもの情緒にも悪影響が大きいと感じます。どちらも感謝と敬意をもって接し続けられればいいものの、そこは人間なので、どうしても感情的になってしまったりすることもありそうです。

なんか今の時代って、誰もが疲れ果てていて余裕のない社会だなと感じることが多いです。それはもちろん経済的な問題が大きいと思います。疲れてしまうと心の余裕がなくなるので、他人に対しても厳しくなるし、なかなか奉仕の心は生まれてこないと思います。私が実家に戻ってきてみて感じるのは、私が家にいて家事をしたり宅配便を受け取ったり雨が降ったら洗濯物入れたり…するようになってから、随分と他の家族3人が楽そうにしているなということでした。私も家にいるときはできる限りの家事を済ませようとするようになりましたし、それも嫌々ではなく気持ちよくできるようになりました。私自身が疲れていないため、かなり心に余裕があり、「これもやっといてあげよう」と思ったり、家族に当たることもなくなりました。フルタイムで働いていた時は、家事を手伝おうとは全然思わなかったし、実際ほとんどしていませんでいた。

家族の中に疲れ切っていない人が一人でもいるということはとてもいいことなのかもしれないと思っていて、家族の全員が働きすぎて疲れて家で不機嫌で…となってしまうと、家庭内が険悪になりますし、喧嘩や言い合いが増えそうです。子育て世帯について言えば、奥さんが産休・育休中の時などは、旦那さんの勤務を残業なしもしくは時短にしてあげるくらいがちょうどいいと思いますし、奥さんが育児で疲れているときに旦那さんが残業だらけで疲れて帰ってくるなんて、家庭崩壊への道まっしぐらなのではないかと思ってしまいます。つまりは多くの人が働きすぎであり、仕事を最優先にするあまりに他の大切なもの(=家族・家庭、あとは自分の健康)をおろそかにしているのが現代社会と言えると思います。

私は超幼少期の親子関係が本当に大切だと思っているので、その時期のお母さんが不機嫌になったり、ストレスで子どもにつらく当たってしまったりすることを一番恐れています。お母さんが家事・育児で疲れているところに、残業で不機嫌な夫が帰ってきたらそりゃあ喧嘩にもなるだろうと思うので、旦那さんも仕事で疲弊しすぎず、お母さんをいたわってあげてほしいなと感じます。経済的に厳しいから旦那さんも頑張って働こう!と思うのだろうと思いますが、お母さんにとって一番ありがたいのは、早く帰ってきて自分をいたわってくれたり、家事や育児に協力してくれることなのだと思います。子育て世帯に限らないことですが、家族全員が疲れ切って心に余裕がないと、おそらくあらゆる物事がうまくいかなくなってくるはずです。家庭や家族の土台があってこそ仕事もはかどるものだと思うので、家族に対して思いやりや感謝と敬意をもってに接することができるくらいの仕事量で生活していけるのが理想だなと感じます。支配層が富を独占している以上、なかなか庶民が豊かになるような施策は打ってこないと思うので、祖父母に金銭的余裕があれば援助してもらうのも良いと思います。人々が疲れ果ててしまうような不健康な社会から一刻も早く方向転換できることを心から願っています。

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