自然や地球と一体化する感覚を取り戻す

昨日は以前少しだけご紹介した「ネイチャーゲーム」という自然の中で五感をフル活用して楽しむアクティビティ(私はリーダーの資格を持っている)の創始者であるジョセフ・コーネルさんと文化人類学者である竹村真一さんの対談イベントに参加してきました。主に自然や地球と私たち人間のかかわりについてのお話で、またも気づきがたくさんありました。

「ネイチャーゲーム」をご存じでない方も多いと思うので簡単にご説明すると、自然の中で五感を使ったアクティビティを体験し、それを仲間とシェアすることに重点が置かれていて、勝ち負けや植物や動物の名前を覚えてどうの、というものではありません。たとえば、「わたしの木」というアクティビティがあります。あるフィールド(公園など)で、一人が目隠しした状態で、もう一人の案内役がある木のもとへ連れて行きます。そこで目隠しした人はそのまま木に触れて、木を感じます。ざらざら感、葉っぱはあるか、高さは、太さは?など触って覚えます。スタート地点に戻り目隠しを外し、触ったとき、感じたときの感覚を思い出しながらその木を探します。それが何という名前の木なのかとか、当てられるかどうかが重要なのではなく、その体験からどんなことを感じたかが大切。この体験を通して、木と私、スピリットとスピリット同士の交流をすることができ、木と一体化するような感覚を感じることもあるかもしれません。

今回の対談では、こういった体験を日常の中にどう取り入れていくか、というお話や、お二人の経験、知識から得た考察、気づきなどを伺うことができました。コーネルさんはアメリカのアナンダ村という、ヨガや瞑想、オーガニックの食事などを日常に取り入れて生活するナチュラリストたちが集まるコミュニティで生活をされていて、そこでは自然、動物、人間が調和し、一体となった暮らしをされているそうです。私はそういう暮らしに憧れるので、実際にそういった生活をされている方に実際にお会いしてみたくて今回参加しました。やはりとても高い精神性が魅力的な方で、常ににこやかで、あたたかい愛を放射していらっしゃる素敵な方でした。

昨日はたくさんの名言も飛び足したので、高速メモ取り機として右手をフル稼働させておりました(笑)。少しシェアしてみたいと思います。

「世界を変えようと思うとき、まずは自分が世界にならなければならない」
自然や地球が汚染される、破壊されるということに無関心であるということは、自然&地球と自分とが分離した状態だから。自分も自然も一体であると感じられれば、おのずと行動は変わってくるということ。
「自然の中にいると、人生のより高次な目標を見出すことができる」
自然の中にいると「今ここ」にいられるようになる。常にアウェアネス(気づいている、目覚めている)の状態でいられる。生き物たちすべてとつながる感覚を取り戻すことができる。
「自然の中で内的に満たされているとき、外に求めるものは何もない」
自然を感じ、一体となっていけば、物質的には多くのものを持っていなくても、些細なことで喜びを感じられるようになる。

これだけでうまく伝わっているかはわかりませんが、自然の中での目覚めや気づきについて、あたたかく優しい口調で語られているのが印象的でした。昨日購入したコーネルさんの本に書いてあった、自然の中で何かを見たり感じたりした時にとても元気をもらえるとっておきのフレーズをご紹介しますね。

「○○が、私に触れて その力をくれました。」
たとえば、「太陽が、私に触れて その力をくれました」とか「どんぐりが、私に触れて その力をくれました」とか、何でもいいんです。もちろん手で触る触らないは関係なく、その存在とつながるという意味での「触れる」です。自然の中を散歩するときなど、是非心の中で呟いてみてくださいね。

人は自然から離れれば離れるほど不健康になり、様々な不調和をもたらします。私は働いていて1か月休職していたときが、人生で一番自然に触れたくなった時期でしたし、休んでいる間はよく公園を散歩していたように思います。病んでいるときは自然の中に出かけると、かなり心が洗われてリフレッシュできるものです。自然と地球と一体であるという感覚を常に持っていられれば安心感もありますし、自分も自然も他人も、生きとし生けるもの全てを大切にしようという気持ちになります。私もしばらく自然と離れていましたが、簡単なワークを日常に取り入れながら、また自然と一体となる感覚を取り戻していこうと感じました。

note過去記事一覧はこちら

ホリスティックな健康をサポートするGreen Cosmoのページはこちら

「note見た」で友達申請→村上遥のFacebook

Twitter再開しました!→Twitter

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?