結局のところ「ビジョン」や「意識」に人は集まっている

言いたいことはタイトルだけなのですが(笑)、文章も書いてみます。

ブログの読者さんにしても、ツイッターのフォロワーさんにしても、「稼ぎ方」を教える人、それに群がる人を傍観するの記事にも書きましたが、とにかく何より大事なのは「ビジョン」や「意識」であり、それに応じた人が集まっているという単純な仕組みなのですよね。ブログの著者(ビジョン提示者)と読者さん(共感者)の関係を大きな組織と見れば、基本的な組織のあり方というのは、まず最初に「ビジョン」や「意識」ありきだと言えると思います。

会社という組織ではどうでしょうか。どの会社にもだいたい経営理念だとか方針だとか、いろいろあると思います。基本的にはそれは創業者や社長、役員の方の「ビジョン」や「意識」が反映されたものであり、それに共感した人が志願して就職、というのが本来的な組織形成のあり方と思います。

しかし現状は、経営理念や方針が形骸化していて、上っ面だけは聞こえはいいが、内部の実態はひどかったり、経営理念に反することを平然とする経営者もたっくさんいますよね。また、就職志願者も経営理念よりも収入や世間体などで就職先を選ぶことがままあります。

就職志願者は掲げた経営理念や方針に正直で誠実、行動も伴っているような経営者がいる組織を見極めることが必要ですし、自分が重要視している「ビジョン」や「意識」は何だろう、ということを内面を見つめてクリアにしていくことが大切だと思います。その辺りがちゃんとできないと、働いてからのミスマッチが続くことになりますよね。

そして、大企業の弊害としては、組織が大きくなりすぎて概して「ビジョン」や「意識」の方向性がばらばらな状況であるということです。人数が多すぎると同じ意識のベクトルに持っていくことができなくなってしまいます。法人や組織にも「意識」はあり、それが純粋でクリアでまっすぐ同じ方向を向いていることで、エネルギーを同じ意図に向かって流すことが可能になり、目標達成が容易になるということです。同じ組織の人間が、違うベクトルに向かってエネルギーを流してしまうわけですから、内部はカオス、人間関係最悪、収拾がつかなくなるのは当たり前ですよね。

人数が少なければよいということでも多いのが悪いということでもありませんが、同じ意識、同じベクトルにエネルギーを流せる仲間というのはそう多くはないと思います。ですから、大企業などに見られるピラミッド型組織というのは、同じベクトルに向かってエネルギーを集中させ、目的達成をするということには完全に不向きで、もはやそれを目的とはしていないのだと思います。ピラミッド下層部の労働者を福利厚生や好待遇をえさに盲目的に働かせ、一部のトップだけが富を得られるような「しくみ」であるということです。そのしくみは日本のみならず世界中の基本構造であり、大企業はその縮図なんですよね。

名の知れた大企業もだんだんとぼろが出始めています。私の拙記事を読んで共感してくださる方は、私の「アンチピラミッド組織」、「アンチ大企業、大組織」の意識と共鳴していらっしゃることと思います。これからの時代の「新しい共同創造の組織のあり方」というものを共に考えていきましょう。

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