「フルタイム+副業」の難しさ

昨日の「パラレルキャリア」という生き方にも書きましたが、これからの時代は、従来の年功序列・終身雇用でクビにならなければ安泰、という生き方よりも、複数の仕事を掛け持ちする生き方の方がむしろ安定で、時代や状況に対応できる柔軟さがカギだと思っています。よく、最初は(やりたいことを)副業で週末だけ始めてみて、軌道に乗ったら仕事を辞めればいい、という話を聞きますが、これはなかなか難しい気がしています。できるような仕事内容もあると思うのですが、たいていは週5フルタイムの勤務で疲弊して、アフター5も土日も大して勉強や準備ができない状況ではないでしょうか。

私は公務員でしたので、副業禁止の倫理観は強く、ネットオークションですら「これはひっかからないかな?」と思っていたものでした。週末起業なんてもってのほかですし、とにかく「職務専念義務」に縛られていました。勉強だけはしておこうと思っていて、平日の講座があるときは有休をとって休み、定時に上がってアフター5も講座に通っていました。当時も一生懸命やっていたなぁと思うのですが、今仕事を辞めてたくさん勉強する時間が取れるようになって振り返ると、スピード感が全然違うなと感じます。

週5フルタイムで働いていると、働くことにほとんどのエネルギーを使ってしまい、本当にやりたいことへの時間が取れないというのは多くの方が感じていらっしゃることかと思います。よほどの思いや信念がなければ、土日やアフター5まで勉強や準備に当てられないでしょう。やる気が最大限になるのは、「今の仕事が嫌×やりたいことへの情熱」がマックスになる時で、どちらもほどほどだとなかなか思い切った行動はできないものです。それが良いとか悪いとかではなく、その時はそういう時期だということで、もしかしたら今の仕事が嫌じゃなくなるかもしれないし、やりたいことがどうでもよくなるかもしれないので、すべてはタイミング次第だと思います。

そういう意味では、まずは時間をお金に換える「時給労働」の時間を減らしてゆく必要があると思っています。残業なんてもってのほか。とにかく自由に使える時間を増やすことが大切です。やりたいことに関係のない時給労働から、少し関係する時給労働に転職するのも良いと思います。それでも、これは私の私見ですが、ある程度まとまった休み期間の重要性も感じています。仕事を辞めて間髪あけずに転職してしまうと、自分の人生を見つめなおす時間が全く取れなくなるので、本当にやりたいことをやっていこうと考えるなら、少しの猶予を持つことを自分に許してあげてください。「無職期間」を認めない風潮の洗脳の記事にも書きましたが、世の中「無職」の人にとても厳しいと感じています。無職期間は自責の念との闘いだったりもしますが、短期的リスクと長期的リスクをどう見るかにも書いたとおり、長い目で見れば数か月、数年収入が少ない時期があったとしても、その後取り返せる見込みがあればその方が何倍もの豊かさを受け取れることもあります。この先数か月、数年収入が少なくなることを恐れすぎて、仕事を辞められないと悩む必要はないと感じました。

スピリチュアル的な話になりますが、その方が本当にやりたいこと、魂レベルでの使命や役割に生きようとするときは、必ず何かサポートが入るもので、なんとかやっていけたりするものです。私も最初はスピリチュアルの知識としてそのことをとらえていたのですが、今は実体験として、「本当にそうだ」と思えています。あとは収入の面でもっと豊かになっていけば、より説得力が増すのかなと思っています。多くの方が本当にやりたいことに目覚めて、生き生きとした輝く人生を送られることを願っています。

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