公務員時代の選挙の思い出

今日は参院選。今年の選挙は今までにないくらいの盛り上がりを見せていますね。選挙権の18歳引き下げ、選挙フェスなど話題に事欠かない選挙戦でした。以前、地方公務員として働いていた時は、選挙=超憂鬱イベント、であり、私が体調不良に陥った直接的なきっかけは2014年12月の衆院解散総選挙の時です。あの時は本当に体調が悪かったですね。

公務員が行う選挙事務には主に投票所事務と開票事務があり、自治体や部署にもよりますが、相当数が従事します。投票所は7時からなので、朝6時には投票所に集合です。開票は21時から始まり、一番最後の人で午前1時くらいなのでしょうか?最後までいたことがないのでわかりませんが、結構な長時間労働になります。投票だけ、開票だけしか従事したことはありませんが、管理職になると投開票とも従事しなければならない人が多く、「私にはそんな体力ないや」と思っていました。

準備も結構大変で、参院選などは前々から日程がわかっているので良いものの、突然衆議院が解散してしまうと、役所は大騒ぎになります(特に選管)。超タイトスケジュールで準備や従事者決めなどを行わなければなりません。説明会なども多数開催されますし、地元の方との顔合わせもありますし、本当に落ち着かないです。2014年の解散総選挙の時は、行きたいアーティストのライブのチケットを取っていたので、選挙になるなー!と懇願していたのですが、だだかぶりしてしまって泣く泣く知人の方にお譲りしました。あの時のストレス状況は思い出したくないくらい、すごく疲弊していましたね。

ネット上では不正選挙が騒がれていますが、不正の手口の諸説を拝見してみると、「それは一見できそうだけど実際無理だろう」と思うものも結構あります。私が知らないだけでどうにかすれば不正できるのかもしれませんが(笑)、現実味のない説も多いですよ。不正を防ぐため投票は鉛筆ではなくマジックで書こう、という記事もよく見ますが、問題はそこ?という気もします。消しゴムで消せるとか消せないとかそういうことなのかなぁ?と思っています。

選挙の話題になるたびに思うことは、以前にも世の中を変えるのは、政治ではなく人々の「意識」の記事に書いたとおり、政治に期待をせず、日ごろの私たちの行動をまず見直そうよ、ということです。この記事は私の生き方の軸となるもので、かなり根本的なコンセプトです。今回の一大ムーブメントは確かにすごいし、今までの私の知る限りでは一番盛り上がっている選挙だと思います。しかしそれでも思うのは、この世の構造を理解していれば、政治で世の中が変わるわけではないということは大前提であり、いかに国の支配システムから離れて、民間の市民レベルで共同創造の社会を築けるかということが大事だということ。国の支配下にある以上、支配層から見れば、庶民が何か騒いでるな、程度のことだと思うんです。本当に良いことをしようとする政治家は消されるのだから、政治とはそういうものであるということをよく腑に落とす必要があると思います。

過度に政治に期待せず、一人の人物に期待せず、とにかく自分の意識と行動に気を配ること。期待をするから落胆するのです。一人一人が「こうあってほしい」と思う社会に向けて、できることから行動すること。それが一番大事だと思います。それでも今回の選挙の結果はかなり気になっており、かたずを呑んで見守っているところ。選挙事務に従事されている方々へのねぎらいの気持ちを忘れず、開票の結果を待ちたいと思います。

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