バラになりたいどんぐりはいない

昨日も書いたとおり、土日はフラワーエッセンスのワークショップへ。昨日先生の方に聞いた話で印象に残った話をシェアします。フラワーエッセンスはその方のエネルギーレベルの不調和に働きかけ、その人らしい元通りのバランスを取り戻すというのが基本的な性質なので、やりたくないことはやめて、好きなように、その方本来の思い通りの人生を歩んでいこう、という目標(?)が前提にあります。そんな中で印象に残ったことが、「バラになりたいどんぐりはいない」というお話でした。

自然界を見まわしてみると、他人(他動植物)をうらやましがったり、他人のようになりたがったりする動植物っていませんよね。バラは優雅で美しいですが、どんぐりはバラになりたいとは思わないわけで、どんぐりはどんぐりとしてのベストを尽くしたい、それだけです。この地球、宇宙は「調和」で成り立っていて、私たち一人一人やすべての動植物はそれぞれの役割を持って生きています。美しいバラが人の心を癒したり、動物や鳥がどんぐりを食べたりと、それぞれ役割は違えど、この世に無駄な生き物・存在は何一つなく、すべての存在が価値あるものとして、「ただ」あります。

私たち人間はそのことを忘れ、他人をうらやましがってみたり、他人と比べて自分は優れている、劣っていると優劣をつけたがったりします。あの人には価値があるけどあの人にはない、自分にはあるけど他人にはない…そんな思考パターンをずっと繰り返しているのです。みんながみんな有名になってバリバリお金を稼ぐ役割があるわけではありませんし、好きなことで生計を立てることが必ずしもすべての人の目的ではないでしょう。サラリーマンとしてお金を稼ぎ、アフター5で趣味を楽しみ家庭を大切にするという人生も素晴らしいです。それでも、自分にないものを持っていたり、自分にできないことができる人をうらやましがってはないものねだりをする。自分で自分を苦しめる「ないものねだり」にも書きましたが、そんな苦しい生き方は即刻捨てて、「あるもの活かし」人生に方向転換したいものです。これこそエゴのなせるわざで、エゴが強いほど固定概念まみれで生きづらいでしょう。この地球は二元性で成り立っているので、エゴが完全になくなることはあり得ませんが、すべての存在(スピリット)を尊重できるような「無条件の愛」の状態にいられる時間が少しでも増えると良いなぁと思いながら、日々自分の恐れや自己否定感と向き合っています。

自分の「強み」や「得意なこと」、外見的、性格的な特徴や占星術的に見た魂のブループリントなど、様々な側面から自分を見つめていくと、少しずつ「なぜ自分は地球に生まれてきたのだろうか?何をしたくて生まれてきたのだろうか?」ということが読み解けていくのを感じています。それは他の誰に教えてもらうものでもなく、全部自分が知っているんですよね。占星術にしても他の占いにしてもそうですが、占いで言われたことはきっかけに過ぎず、結局はいかに自分で「気づくか」、それが一番大事なのだと思います。エゴを飼い慣らして、魂とつながるハートの声に敏感になっていけば、徐々に「気づき」が増えて本来の自分らしい生き方を取り戻し、自分も他人もジャッジなく尊重できるようになるでしょう。

私自身も他人をうらやましがったり、他人と比べてダメだなぁと思って落ちこむことはまだありますので、あまり偉そうなことは言えません。今すぐできる解決策としては、やはりとにかく自分が楽しい人生を送るの記事にも書いたとおり、とにかく楽しむことに尽きるのかなと思っています。自分が毎日楽しく満たされていれば、他人と比べて落ち込んだりすることってないと思うんです。どんなに美しいバラが隣で注目を集めていても、土の中で芽吹くのを楽しみに待っているどんぐりのような生き方をしよう。そんなことに意識を向けて自分の人生をもっと楽しんでいこうと思いました。

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