「親密感」と「分離感」の狭間で

第2チャクラのテーマを掘り下げるシリーズも3日目に突入。人間への最大へのギフトは「クリエイティビティ」の記事、無自覚の感情の抑圧に要注意!の記事では、第2チャクラと創造性、感情の抑圧などについて書いてきました。第2チャクラのテーマの一つ「1対1の関係性」というものがあります。一番下の第1は地球とか社会とか集団とかもっと広いものへの帰属意識がテーマなのですが、第2になると、「自分」と「他人」という親密な関係性や分離感がテーマになってきます。普通は第1チャクラから順番に上へ…と説明するものなのでしょうけど、いきなりハートから始まったり次は第2へ飛んだりと、今の自分にフォーカスされるテーマを書いているので順番通りになっていないことはご了承くださいませ(笑)。

親密な関係性、と聞いて真っ先に思い浮かぶのが家族関係ですよね。誰しも生まれて一番最初に築かれる人間関係は母子の関係でしょう。そして親子、パートナー、恋人、きょうだい、友人、師弟関係、クライアントとセラピストなども「1対1の関係性」に含まれますね。第2チャクラに感情をためがちで、それが病気につながると前の記事でも書いたのですが、そもそも激しく感情が揺さぶられるときというのは、だいたい誰かとの「1対1の関係性」が大きく関わっているものではないでしょうか。関係性が親密になるほど、怒りも喜びも悲しみも憎しみも幸福感も増すもので、それがこの地球で体験するドラマの醍醐味でもあります。人間は他者との深い関係性なしに生きていくことはできないし、無意識のうちにそれを望んでいるものです。だからこそ、今日のようなクリスマスイブの夜に一人である人が「クリぼっち」などと言われるような現象が起きるのですよね(笑)。

第2チャクラはセクシャリティに関係するとも書きましたが、それは「1対1の関係性」の中でも最も深い男女の交わりに関係するからです。人は誰しもある程度の恋愛パターンを抱えているものだと思いますし、傷が癒されない限りは同じような恋愛を繰り返しては失敗することも多いです。その「傷」の一番深いものは、前述した「母子関係」にあると言って良いと思います。オギャーと生まれたその瞬間、誰もが母との「分離感」、宇宙(あちらの世界)との「分離感」、大いなる愛から切り離されたというショック・トラウマを感じるもので、それを「バーストラウマ」と言ったりもします。だからこそ、赤ちゃんはお母さんの愛を求めますし、泣いて気を引いてはかまってもらおうとするんですよね。私はいつも幼少期の親子関係が大事だと書いていますが、それは生まれてすぐであればあるほど、切り離された「分離感」のショックが大きいため、繊細で傷つきやすいからです。そしてそれが死ぬまでその人の「親密感」と「分離感」に影響を及ぼしていくほど重要なものだったりします。

親子関係で支配・被支配のコントロール関係が強いと、恋愛でも同じようなパターンを呼び寄せますし、支配・依存関係や共依存に陥りがちになるでしょうね。親や他人の期待に沿うように生きてきてしまった人も、第2チャクラに問題を抱えがちになります。他人をコントロールしがちな人や、過度に執着したり依存しがちな人、束縛、ストーカーなどは第2チャクラがヒートアップしすぎですし、私のように感情を抑圧しがちで異性不信感が強めな人は本来のパワーが発揮されないような状況になっています。なんとなくイメージできますよね。どちらも過度に振り切れると問題になるので、適度にバランスよく活性化されているのがベストです。

上にも書きましたが、人が激しく感情を揺さぶられるのは親しい人間関係においてです。親子、恋人、親友…親しければ親しいほど感情が動きます。そして一番最初にできた親子の関係性のパターンを、恋人関係でも友人関係でも相似形のように繰り返していくものです。過去に親に裏切られたという傷を負っている人は、恋人にも裏切られて傷つけられてしまったりします。同じ経験を繰り返すたびに「他人は信じられない」という思い込みがますます強くなり、傷も深くなってしまいます。そしてその時の満たされなかった感情や苦しみ、未解決の感情はずっと第2チャクラに溜まり続けては、いずれは病気の原因になっていくものです。だからこそ、第2チャクラはパンドラの箱で取り扱い注意ということになるわけですね。傷を癒さない限りはずっと同じパターンで苦しみ続けるもので、感情もたまり続けてしまいます。「鉄は熱いうちに打て」じゃないですが、「傷は浅いうちに癒せ」だと本当に思います(笑)。深い人間関係での自分自身のパターンや傷を見つめ直す日々はまだまだ続きます。

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