ほんの少しの違和感でも拡大してみる

昨日のピュアな自分を恥じる気持ちを思い出すの記事の終わりに、「お客様のためにならない」と感じる違和感を大切にしてほしいと書きました。ほんの少しでも違和感があるとすれば、それは確実に「ある」ので、その違和感は何なのか、よく自分を見つめてみることが大切だと定例の自然医学の講座で教わっており、日々実践しています。何かを始めようとする時や、人間関係や人付き合いにおいて、その他大きな決断をする時など、なんか違和感あるんだよな…と思うときは、その「違和感」が本来のその方らしい道筋を教えてくれることが多々あります。

そもそも、その「違和感」の正体は何なのでしょうか?全部がそうとは言いませんが、その多くはエゴとハートの葛藤ではないかと思います。例えば、Aの選択肢の方がすぐにお金が入りそうだから良さそう(エゴ)、でも倫理的にグレーだし本当にやりたいかといえばやりたくない…(ハート)、Bの選択肢だと収入は安定しないけど(エゴ)、すごく面白そうでやってみたい(ハート)といったシチュエーション。ハートはBの選択肢を選びたがっているけど、お金の面ではAが良さそうだからAにしろとエゴがささやく。ほとんどの迷いとかためらいとか違和感とかって、こういったエゴとハートの声のせめぎあいなのではないでしょうか。重要な決断であればあるほど、計算高いエゴと、純粋でピュアなハートが葛藤する機会は多そうです。

私自身も昨年仕事を辞めた時に全く同じことを経験しました。以前からnoteをご覧いただいている方はご存知の話かと思います。昨年の9月に出勤できなくなってから、有休消化で10月に退職するか病休や休職にして3月まで在籍するかすごく悩んだことがあって、その時はハートに手を当ててどちらの選択肢を選んだ時に身体がより楽でリラックスするかをよ~くチェックしてみました。身体は正直なもので、自分の本心は「一刻も早く退職したい」だったことに気づき、苦しい決断ではありましたが10月で退職する旨を伝えたのです。苦しみながらもこの決断ができたことが、のちのち私の自信になっていきました。

自分のハートからの本音に正直な決断を積み重ねていくと、徐々に自己肯定感や自信を取り戻すことができ、自分の人生は自分で創っていけるのだと確信を持てるようになります。「自分で決める」って本当に大事で、他人がこう言ったからとか、世間体がこうだからとか、他人軸で決断をしているとどんどん自分が無力に思えてきて、何でも他人のせいにしてしまいがち。エゴの声をベースに決断する行為は他人軸です。自分のスピリットと繋がるハートの奥底の声をくみ上げて、その純粋な気持ちに従って生きた方が人生の充実度や満足度が高まりますし、その方本来のスピリットを輝かせる人生にどんどん方向転換していくことができます。だからこそ、自分の中のピュアな気持ちを取り戻し、ハートの本音ベースで決断をしていくことをおすすめしているということですね。

ほんのちょっとの違和感であれば、無視したり抑圧することもできるかもしれません。しかし、その違和感は無視して抑圧すればするほど拡大し、気づけば大きな違和感になってしまうことも。下手したらそれが心身の病気の原因にもなりえるくらい重大なものです。小さな違和感だからといってスルーせず、どんなことで葛藤しているのか、何に突っかかっているのか、その辺りを内観してみると気づくことがあるかもしれません。ハートは「違和感」という形で私たちに「本来のあなたらしくないですよ」と教えてくれているということ。私の身の周りにも違和感を感じる出来事は日々起きています。これは本音に気付けるチャンス!と思って、その違和感をルーペで拡大し、じっくり見つめる作業を続けていきたいと思います。

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