職業・学歴より大事な生き方・考え方

私から見るとこの世界は気が狂いそうなほど虚構に満ちていて、表面的なこと、物質的なことばかりにとらわれて大切なことを見失っているなぁと感じることが多いです。特に(就活や婚活など)人を見る時に、多くの場合いかに表面的なことしか見ていないか、ということを思い知ると、その後がうまくいかなくなるのも納得というか、当たり前だよなぁと思ってしまいます。そうでなくとも、日頃の人間関係、親子関係などにおいても、相手そのものを見るとか理解するということがあまりにも行われていないことに悲しくなります。

ある人の学歴、職業、肩書、仕事、収入、容姿、家柄などは、その人を知るある程度の指標にはなりますが、とても表面的なことだと思います。多くの方がそう思うように、医者であっても弁護士であっても政治家であっても社長であっても、世のため人のために心を尽くして働く人もいれば、自分の利益しか考えずに法律すれすれ(違反)のことをしたり、労働者をこき使って過労死させるような人もいるわけであり、職業でその人のことを決めつけることはできませんよね。それはどの世界でも同じことで、公務員時代においても、志高い人もいれば、お金さえもらえれば適当でいいと思っている人もいれば、色々でした。美人・イケメン、名家・二世を鼻にかける人もいれば、まったくそうでない人もいるし、本当に人それぞれです。

就活や婚活においては、「学歴フィルター」なるものがあるとか、年収○○万円以上でないと相手にされないとか、色々あるようです。就活では今でも「学生時代に頑張ったこと」を学生に聞いたりしているのでしょうか(していそうです)。したことを聞くのもいいけれど、どういうことを考えて、どういうことを大切にして、どういうことに問題意識を抱いて生きているのか、どういう社会であればいいと思っているのか…そういったことの方が大事ではないかと私には思えます。婚活においても、職業や年収よりも、そういった内面のこと——生き方や考え方——の方が一緒に暮らしていく上では重要度が高いような気がします。「ものの見方」と言ってもいいかもしれません。それがいわゆる「価値観」、もしかすると「性格」も含まれるかもしれませんね。

あと忘れがちだけれども大事なのは、「倫理観」や「モラル」でしょうね。いかに業績が良くても、倫理観やモラルに欠ける会社は絶対にうまくいかないと思います。結婚相手を選ぶにしても、そういった人間と付き合って上手くいくはずがないので、怪しいなと思ったら見切りをつけるのが賢明ですね。そういった会社や異性に引っかからないためにも、自分が高い倫理観やモラルを保って生きていくことは大切だなと思います。表面的なことや目先の欲にとらわれずに生きていけば、おのずと防げることなのではないでしょうか。やはり何事も「ルイトモ」なので、会社にしてもカップルにしても似たような人が集まってくっつくんですよね。どんなことも人のせいにはできないということです。

とはいえ、あまり考えないで生きている人がほとんどなので、生き方・考え方がそもそも確立していない場合が多いような気がします。子供から大人になる過程で、受験勉強や競争のことばかりに気を取られて、自分の人生について考える機会なんてありませんからね。親にも確固たる生き方・考え方がない場合がほとんどだろうと思うので、子どもに考えさせようとすることもあまりないと思います。夫婦や親子関係こそ、そういった内面の話をして、お互いに理解し合い絆を深めることが大切だと思うのですが、家族だからこそそういう話はしないし、親もあまり聞き出そうとはしません。どの学校に行ったか、どこに就職したか、結婚したか、子どもを生んだか…そういったことばかり気にして、内面のことにはあまり関心を寄せないのですね。内面を見る目を養わない限り、夫婦や親子間での絆はなかなか深まらないし、雇用のミスマッチも改善させることはないのではないかなと思います。

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