価値のあるものは宣伝される

価値のあるものだけが残っていくの記事に続き、価値のあるものシリーズ。昨日は以前に「感情不感症」を克服したいの記事で紹介したこともあるPrayers Studioという演劇団体さんの「ドラマトライアル」という公演&ワークショップに参加してきました(公式ページはこちら)。毎回毎回楽しみなこちらの公演、今回は解釈が難しい不条理劇だったので、参加者の皆さんとの感想のシェアタイムがとても楽しく、自分以外の方の視点や解釈を聞くと物の見方の幅が広がるような、何とも言えない楽しさがありました。一人で行っても楽しいので、是非興味のある方は12月の公演に足を運んでみてくださいませ。

…と書いてみましたが、私は劇団さんの関係者でもないですし、回し者でもない単なる客なのに、面白い=価値のあるものは誰に頼まれなくても宣伝してしまうということ(笑)。これぞ口コミですよね。私今までに2人友人を紹介して一緒に連れて行きましたからね。なんだかんだ口コミに勝る宣伝はないというのは本当に腑に落ちますね。何かを体験したり使ったりしてみて、その人が本当に楽しそうだったり、変わっていくのを見た周りの人も、「なんか良さそう、楽しそう」とつられて同じものを体験したり使ってみたくなる。そうして楽しい輪がどんどん広がっていくんですよね。

そういった意味でもう一つ同様のエピソードを思い出しました。先月イベントにも足を運んだ「ネイチャーゲーム」のことです。イベントで感じたことなどは自然や地球と一体化する感覚を取り戻すの記事に書いてあるのですが、このイベントで伺った話の中にあったのが、創始者のジョセフ・コーネルさんがとある方に言われた言葉で、「あなたは自分の広めたいものをお金をかけなくても広めることができている。むしろそれで収入まで得ているではないか。」(おぼろげな記憶…)ということ。多くのものやサービスが、広告費などのお金をかけて広めていくところ、「ネイチャーゲーム」は内容が面白く素晴らしいため、体験した人が是非広めたいと申し出てくれて、リーダー養成講座を開催することで収入にもなるということ。本当に価値があって素晴らしいものは、広告費にお金をかけなくても自然と広めてくれる人が現れるものです。広告費をかければ時間と労力の短縮にはなるかもしれませんが、広告費にお金をかけてしまうと肝心の内容・中身が薄くなってしまうので、何事もバランスが大切だと感じますね。

やっぱり人にはそもそもの本能として、良いものを人にシェアして一緒に喜びを経験したいという感覚が備わっていると感じます。だからこそ、自分に何の利益があるわけでもないのに、あのお店がおいしかったよーとかあの映画面白かったよーとか親しい人に言いたくなってしまうし、そのお店や映画の感想を返してもらって、行って良かったよ!と言ってもらえたら嬉しいと感じるのでしょうね。そして、世の中にまだ出ていないものを発掘したい層というのが必ずあって(笑)、埋もれているもの広めたがりみたいな人も結構多いんですよね。本当に良いものをピックアップできる人には信頼も寄せられますから、結局はいつも言っている目利き力や信頼の話につながっていくわけです。

自分のことって宣伝しにくいし、広告費ってなんか中身のないお金のようにも感じられてしまいますが、どうやって宣伝しよう…とか考えている暇があったら、目の前にいらっしゃっている人が必ず周りに宣伝したくなるような自分、サービス、商品にするよう価値を高めていくのが得策ということですね。それが遠回りなようで一番近道だし、地道にコツコツ続けていくことでぱっと花開く時が来ると思います。やっぱり本質はシンプルで、基本は極意ってことですね。世に数多あるマーケティング論や広告・宣伝論に惑わされすぎず、しっかりと物事の本質を見ていきたいと感じました。
(Prayers Studio 初めて観に行かれる方は私の紹介って言うと安くなるからいらっしゃれば教えてくださいませー。)

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