「怒り」を溜めこむ「肝臓」をケア

「ない」と「見ないようにしている」は大違いいい人に潜む深い闇に続き、自分の中の隠れた闇の感情を見つめてみたいと思います。私には「怒り」のコミュニケーションのスイッチがないな、と以前から思っていて、いわゆる「キレる」みたいなことって今までの人生になかったというか、怒りの感情を誰かに思いっきりぶつけてみた、みたいな経験ってないんですよね。怒鳴ったことももちろんありませんし、感情的になって暴力とか何かを投げるみたいな経験もありません。そういうコミュニケーションの方法を持っていない、という感じなんですね。

私が怒りを感じた場合にどのように対処してきたかを思い出してみると、一番多いのは「我慢する」か、むしろ感じないようにしているために麻痺しているというのが正解かもしれません。怒りに対して無自覚というか、それこそ「見ないようにしている」癖がついていて、ないものと扱ってきたような感じ。人間関係や仕事などでよく言う「ストレス」って大部分が不平不満とか、愚痴とか、もとをたどると「怒り」に起因するのではないかと思うんですよね。不満や言いたいことがあってもぶちまけられないのが現代日本。それで、たばこやお酒、カフェイン、ギャンブルや摂食障害、精神薬などでストレスをごまかそうとするわけですね。

私は自然療法を専門に勉強してきたので関係する話をすると、「怒り」というのは「肝臓」と密接にかかわっていて、「怒りは肝臓に溜まる」と言われます。いつも怒りっぽい人はだいたい気性が荒いので、たばこやお酒を常用していると思います。私はたばこもお酒も嫌いなのですが、以前は精神安定剤を飲んでいましたので、それで「怒り」をごまかしていたのだと思います。誰しも多少なりとも嗜好品や薬など、摂取した経験があると思います。たばこ、お酒、カフェイン、精神薬、摂食障害どれにしても、すべて肝臓に負担をかけていますよね。肝臓は沈黙の臓器であり、なかなか我慢強く、症状を出しません。嗜好品や薬などのフィルタを通して、ごまかしきれない「怒り」というのは知らず知らず肝臓に溜まっていくわけです。

私は今、症状こそありませんが、肝臓が弱っているかもしれないと直感的に感じました。解毒しなければ、という感じ。今までの人生で無意識のうちにためこんできた「怒り」、精神安定剤の毒など、日々デトックスしているつもりでも、まだまだ溜まってたのだなぁと実感しています。食べる量を少し減らすのと、お得意のハーブの中から、強肝のダンディライオンを飲んでいこうと思います。

自分の闇が見えてきた時がデトックスのタイミングなのかもしれませんね。感情のケア、そして対応する臓器のケア。心身両方の感覚を研ぎ澄ませて、声を聞いてあげるのが大切です。「怒り」を嗜好品でごまかしている人、「怒り」に無自覚な人、肝臓が疲れているかもしれません。春はデトックスの季節です。この機会に肝臓をいたわってあげてはいかがでしょうか。

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