相手に心を開けないときに起きていること

今日もまたハートの活性化のお話。これも以前中の良い友人と話していた時に出た話題なのですが、好きなことをしていても楽しくないときがあるのはなぜだろうね?という話。自分があまり好きではない人と一緒に何かをしても楽しくない、心が動かないときがあるよね、という話をしていて、あぁ、それは相手に心(ハート)を開けてなかったから、楽しむ感度も下がっていたんだね、と自己納得したのでした。そういうことってよくありますよね。普段はゴルフが趣味で好きで楽しいけど、相手が上司だと緊張してつまらないとか…好きなことをしていても相手によってハートが閉じているとつまらないこともあるんですね。

逆に言えば、自分がいつも自然体でいられて、心を開けると感じる相手とだったら、何をしても楽しいということもあります。好きな異性とデートしても楽しめなかった…というときは、だいたい緊張しすぎて相手に心を開けず、自然体でいられないというのが原因にあるでしょうし、それだけ心を開いて自然体でいるということは人間関係においてとても大切なことなんですよね。自分自身もなかなか初対面の人などに心をオープンにするのが難しいタイプなので、打ち解けるまで時間がかかることもあります。その時の自分自身の内面の状況にもとても左右されますけどね。

ではなぜ人間関係において、相手やその場に心を開けなかったり、自然体でいられず緊張してしまうのかというと、一番大きな要因は「分離感」だと感じます。相手と自分が分離しているような感覚が強いと、やはり心を閉ざしてしまいます。「分離」という言葉はスピリチュアルな本やブログにはよく出てくる言葉ですが、「自分」と「他人」が分離されたような感覚や、「自分と思っている自分」と「本当の自分」「魂レベルの自分」「高次の自分」(言い方は色々ですが)の分離感、もっと広い意味では、陰と陽、善と悪、光と闇、男と女などのあらゆる二元論についても分離と言うことができると思います。相手と自分が分離しているような感覚というのは、相手のことを自分とは全く違う理解できない存在のように感じたり、怒りや嫌悪の感情で許せないと感じたり、とにかく「自分とは違う他人という存在である!」という認識が強い状態のことを指します。この分離感が強いと、他人の目を気にしたり、他人と比べたり、他人のせいにしたり、他人を許せなかったりして、結局自分が苦しむことになりますね。

そして相手との分離感が強い時というのは、「自分と思っている自分」と「本当の自分」との分離感も強く感じているものであり、あらゆるものから切り離されたような孤独感を覚えます。それが心を閉ざすという感覚。誰の愛も受け取れないといじけて悲劇のヒロインになりたがったりします。この世はミクロコスモス、マクロコスモスの相似形なので、「自分」と「他人」の間に起きている感覚と、「自分と思っている自分」と「本当の自分」に起きている感覚は相似形なんですよね。だからこそ、内面を見つめて「本当の自分」と深くつながることで、人間関係においての分離感も薄まり、誰に対しても相手を尊重できるようになる…というのが原理原則のメカニズムとしてあります。

わかっていてもなかなかその通りにはできないもので、どうしても「自分」と「他人」がいるという感覚は強いし、相手が悪いとか思っちゃうことも多いです。他人を批判するということは自分を批判することに他ならないですし、他人にいら立つポイントは自分にもそういうところがあるということでもあります。そのことに気づけないと、いつまでも相手のせいにして何事にも心を閉ざしたつまらないことだらけの人生になってしまいます。これは本当に自戒記事でもあるのですが、私も他人の目を気にしたり他人と比べたり他人を批判的に見るくせが非常に強いタイプなので、この「分離感」のトラップは本当に早いとこ抜け出したいと思っていることでもあります。

最近スピリチュアルっぽい記事でつまらないかもしれませんが(笑)、今はハートを活性化させることが大事な時みたいなので丁寧に見つめていこうと思います。自分が緊張してしまう相手、シチュエーションを見ていくと、そこにどんな思いや思考があって、どんな感情が湧き起っているのかがわかり、相手との間にどんな分離を感じているのかがわかってきますよね。いつもガミガミ怒ってくる上司、無口で何を考えているかわからない同僚、何を言ってもいうことを聞かない子ども…。理解できない相手といかにコミュニケーションを取っていくか。それぞれがハートの問題に取り組んでいくことで、相手の対応、見える世界が変わってくること間違いなしです。

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