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もう一度自己紹介します

ひかる「みなさん、こんにちは。ひかるです」

ひかる「唐突ですが、ここらでもう一回、自己紹介をしておきます」

ひかる「以前書いた自己紹介があまりにも適当だったので、きちんと書きます」

ひかる「そうだ、忘れないうちに。実は私、インスタグラムとTwitterやってます。プロフィールにも書いてますけど、ここにも載せておきますね」

twitter


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ひかる「フォローしてね〜」

ひかる「さて、では自己紹介をやっていきます」

ひかる「今回もインタビュー形式で進めていきます。僕が淡々と自分のことを語ってても退屈だしね」

ひかる「そういうわけでウバさん、宜しくお願いします」

ウバ「よろしくお願いしま〜す」

ひかる「ウバさんはクオリアの一人で、ロイヤルミルクティーのメンバーです。空を飛ぶ不思議なクジラ、空クジラに乗って世界の色んなところを旅しています。澄んだ青い色の髪がチャームポイントの女の子。見た目は13歳。遅刻魔」

ひかる「詳しくは『クジラ姫と悪質電波』か『ロイヤルミルクティー』シリーズを読んでください」

ウバ「どうもどうも」

ウバ「この紙に書いてあることを読むだけでいいんだよね?」

ひかる「そうです」

ウバ「読み上げるだけで、あとは感情を殺しててもいいんだよね?」

ひかる「感情はできれば殺さないでもらえると助かります」

ひかる「私に関心を持ってインタビューしてください」

ウバ「え〜。しょうがないなぁ。ま、お金もらえるしいいかな」

ひかる「お金は出ません」

ウバ「え?」

ウバ「出ないの?」

ひかる「出ません」

ウバ「でも、お金出るって……」

ひかる「出るっていいましたけど、出ません」

ウバ「さぎっ、詐欺じゃんそれ!」

ひかる「そうです、詐欺です」

ウバ「え、……はぁ? じゃあわたし――」

ひかる「ではさっそく一問目に参りましょう。ウバさんお願いします」

ウバ「……」

ひかる「お願いします」

ウバ「……ろくでもないなぁこの人は……」

ウバ「もう! じゃあ、読みますよ! 読めばいいんでしょ!」

ひかる「お願いします」

ウバ「一問目! 『あなたの名前、年齢、出身地を教えてください』」

ひかる「名前はひかるです。漢字は『光』。本名ですね。1995年生まれなんで、現在は25歳。出身は長野県。山に囲まれた土地に生まれました」

ウバ「今はどこに住んでるの?」

ひかる「兵庫……だけど来月から東京の品川に引っ越します。転職の関係で」

ウバ「なんで兵庫で就職したの? なんか、ゆかりとかあったの?」

ひかる「これもまた仕事の関係で……高校までは長野に住んでて、大学から石川県の金沢に住みました。で、就職活動して東京の会社に就職して、配属の関係で兵庫に来たってわけ。正直、兵庫には縁もゆかりもないんだよ」

ウバ「落ち着かない人生だなぁ……」

ひかる「そうそう。大変なんだよ、わりと」

ウバ「ふーん。じゃあ2問目。『趣味はなんですか』」

ひかる「散歩、映画鑑賞、ゲーム、服を買うこと、ジムで筋トレ……くらいかな。旅行とか全く行かないしね」

ウバ「つまんなそうな人生」

ひかる「やかましい」

ウバ「彼女とかいないんですかー? 知ってるけど」

ひかる「いません!」

ウバ「ですよねー」

ひかる「失礼な言い方だな……今はいないですね。て言うかまともに付き合ったことがないんだよね。全員、一ヶ月以内に振られる」

ウバ「人格に問題があるんじゃないの? だいたいこんなろくでもない小説を書いてるくらいだし」

ひかる「この話題はやめよう……心が折れそうだ……」

ひかる「次の質問、お願いします」

ウバ「三問目。『芸能人では誰に似てるって言われますか』」

ひかる「ヒャダイン。あと『百日後に死ぬワニ』の作者である、きくちゆうきさん、かな。きくちさんに限っては俺自身も自覚してる」

ウバ「似てるかなぁ?  ワニの作者の方がカッコイイかもね。あなたはなんか、老け顔だし」

ひかる「君って俺のこと嫌いなの?怒」

ウバ「そりゃまあタダ働きだからね」

ウバ「お金くれたらもっと褒めてあげるよ」

ひかる「……」

ひかる「次の質問、お願いします」

ウバ「どんだけお金ないのよ……」

ウバ「四問目。『子供のころの夢はなんですか?』」

ひかる「小学生のころは弁護士か医者を目指してました」

ウバ「ええ、意外……」

ひかる「人を助ける仕事をしたかったんだよね……で、中学生のころは小説家を目指した」

ウバ「めっちゃ方向転換したじゃない。どうして?」

ひかる「まあ、いろいろあってね……で、高校生のころも小説家を志していたんだけど、なぜか途中から受験勉強にハマってしまって、遊びとか青春そっちのけで勉強してました」

ウバ「……なんで?」

ひかる「人生を変えたかったんだよね……大学受験に必死になって、勉強しまくったんだよ。おかげで彼女もできなかったし、それどころか友達すらできなかった。すごく寂しい三年間だったな、あのころは。でも人生で一番、平穏な3年間でもあったけど。授業が退屈になると、よく仮病を使って、高校の周りをぐるぐると散歩してたよ。部活の先輩の卒業式をすっぽかして河川敷で日向ぼっこしたりもしてたな」

ウバ「いたた……すごく痛々しい高校生だなぁ……中二病みたい」

ひかる「まあ、実際そんな感じだったよね……勉強も自分なりに頑張っててさ、浪人までしたんだよ。お金を出してくれた親には感謝だよね」

ウバ「どこの大学を目指してたの? 頭のいいところなんでしょ?」

ひかる「東大を目指してました」

ウバ「え?」

ウバ「東大? 本当に?」

ひかる「そう。本当に。予備校に通ってたときも東大専用の授業を受けてました」

ウバ「バカじゃないの? 無理に決まってるじゃん」

ひかる「そうそう。実際だめだったんだよ。すごく頑張ったんだけどね。僕はもともと頭がよろしくなくて、クラスでも順位は下の方だったんだ。でも、それくらい人生を変えたかったんだよ。東大に行けば幸せになれるんじゃないか、ってね。毎日が退屈だったから。で、必死に勉強したつもりだったんだけど、うまくいかなくて、それどころか自律神経失調症になってしまった」

ウバ「なにそれ。実際どうなったの? どんな病気なの?」

ひかる「体調がおかしくなるんだよ。僕の場合、歩いただけで息切れしたり、急に熱を出したり、気持ち悪くなったりした。当然勉強もできなくなってしまった。東大には行けなかったし、別の大学に通うことになった時点でもその病気は治らなかった。とても苦しい日々だった」

ウバ「……」

ひかる「でも、勉強を必死に頑張ったあのときの経験が今でも活きていることは確かだよ。おかげで試験勉強とかには苦労しなくなったし、学ぶことに抵抗がなくなった。あのときの経験がなければ今の僕はなかっただろうね」

ウバ「ひえー……」

ひかる「暗くなっちゃったな。次の質問お願いします」

ウバ「五問目。『好きな女性のタイプはなんですか』」

ひかる「もう誰でもいいよ。あーあ」

ウバ「めっちゃ投げやりだなぁ……」

ウバ「好きな女優さんとかいないの?」

ひかる「橋本環奈が好きだよね」

ウバ「うっわ……いきなりド定番なところ来るなぁ……」

ひかる「別にいいじゃないか」

ウバ「環奈ちゃんみたいな子がいいの?」

ひかる「うーん。どうだろ。ぶっちゃけ橋本環奈は単体で好きなんだけど、ああいうタイプの人が好きかって聞かれると微妙。あくまで橋本環奈が好きなんだよね。ちなみに高校生のころ好きだったのは真木よう子だけど」

ウバ「え、高校生で真木よう子が好きだったの? 珍しくない?」

ひかる「とある車のCMで、男が真木よう子を夜の港に車で連れて行くやつがあるんだ。あれがすごく好きだった。運転席の男は、この人の顔は見えないんだけど、おそらく彼女を口説くために港まで運転してきたんだろうね。ところが男はなかなか口説こうとしない。そこで真木よう子がしびれを切らして、与謝野晶子の詩を口ずさむ」

ウバ「なんていう詩?」

やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君

ひかる「ググってきました」
ひかる「ちなみにCMはこれね」

ひかる「めっちゃ色っぽい」

ウバ「まあ、真木さんはキレイだけど……」

ウバ「詩の内容はどんな意味なの?」

ひかる「この柔らい肌に流れる熱い血に触れもせずに、寂しくはないのですか。人の道を説くあなた」

ひかる「だってさ」

ウバ「意味分かんない」

ひかる「うだうだ言ってないでさっさと私を抱きなさいよ、ってことさ」

ウバ「えっ……」

ウバ「や、やらしい……」

ひかる「そこがいいんじゃないか。俺もあのCMみたいに、真木よう子を隣に乗せて夜の街をドライブしたかった」

ウバ「……」

ウバ「あなたは大人の女性が好きなんだね?」

ひかる「まあ、そうだね。姉がいたからかも」

ウバ「てっきりロリコンなのかと思ってた」

ひかる「……はあ? 違うよ。ロリコンじゃないよ。なんで?」

ウバ「だってわたし達みたいな十三歳くらいの女の子のキャラクターを描いているじゃん」

ひかる「ああ、そういうことか」

ウバ「ロリコンの証拠だよ」

ひかる「いや、ロリコンじゃないよ俺は。まあ、自分がロリコンじゃないと客観的に説明できる根拠は何もないんだけど……」

ひかる「ちなみに、君たちクオリアが十三歳である、っていうのにはきちんとした理由があります」

ウバ「あ、そうなの?」

ひかる「そうそう。十二歳でも、十四歳でもだめなんだ。ちゃんと理由があります」

ひかる「今は言わないけどね」

ウバ「それはあなたが『14』っていう数字に異常なこだわりを持っている理由と関係しているの?」

ひかる「うわっ、ちょ、いきなり……いきなり核心を突くようなことは言わないでくれ……そういう話は墓場まで持っていくつもりなんだよ……」

ひかる「次の質問にいこうか」

ウバ「六問目。『得意なことはなんですか』」

ひかる「おしゃべりすること……トーク力は高校から大学にかけて磨きました。場を盛り上げたり、相手が好みそうな話題を先回りして持ってきたりするのが得意です……小説書いてる人って無口そうなイメージがあるけど、僕はかなりおしゃべりです。だから初対面の人ともそこそこ話せるかな。あとは……モノマネ」

ウバ「モノマネ? なんの?」

ひかる「周りにいる人達のモノマネかな……僕は人の特徴をつかむのが得意なんだよね。独特の言い回しとか、しゃべり方とか、間の取り方とか、そういうのを観察するのが好き。で、モノマネをする。けっこう似てるって言われるよ。声は全然似てないんだけど、『本人が実際に言いそうなこと』を想像してモノマネするとかなりウケるよね。普段の観察のたまものかな」

ウバ「ほかは?」

ひかる「ほか? そうだな……朗読。朗読は前からよく褒められるね。読むのうまいね、って言われる」

ウバ「ほか」

ひかる「……えーと……全力で変顔できる……かな……」

ウバ「ほか」

ひかる「……近くで雷が落ちても全く動揺せずに過ごすことができる……」

ウバ「ほか」

ひかる「どうしたの? なんでそんなに食い気味なの?」

ウバ「なんか面白い特技の一つでも出るかな―って思ったけど、そんなにないんだね」

ひかる「なんだその言い方〜怒」

ウバ「スポーツとかやってなかったんだっけ?」

ひかる「中学校は帰宅部。高校はほぼ帰宅部。大学はボランティアサークル」

ウバ「うわ〜だからそんなに肌が白いんだねぇ」

ひかる「肌白いの気にしてるから言わないで……」

ひかる「次の質問、お願いします」

ウバ「七問目。『願い事が一つだけ叶うなら何をお願いしますか』」

ひかる「昔飼ってた犬と会いたいなぁ」

ウバ「へえ、これまた意外。どうせまた低俗なお願いでもするのかと思ってた」

ひかる「君は俺をなんだと思ってるんだ怒」

ウバ「あはは、ごめんごめん。あなたって犬派なの?」

ひかる「俺は犬派だね。この世で一番好きな概念はなんですか、って聞かれたらダントツで犬かな」

ウバ「まず『この世で一番好きな概念』ってなんなの……」

ひかる「僕は自分の小説では、登場人物を容赦なく殺すんだけど、犬だけは絶対に殺しません。犬が好きすぎて小説に登場させはするんだけど、死なすことは絶対にできない。いつもインスタグラムで犬の写真ばっかり見てるし」

ウバ「だから昔飼ってた犬と会いたいんだね」

ひかる「そうだねぇ」

ウバ「じゃあさ、もし願い事がもう一つ叶うんだったら、何をお願いするの?」

ひかる「なんだろう……何も思いつかねぇな……腹筋が割れるようになってほしいかな」

ウバ「うわぁ、いきなり現実味を帯びだしたんだけど……」

ひかる「この話はこれ以上膨らみそうにないので、次行ってください」

ウバ「八問目。『過去に戻りたいのならいつに戻りたいですか』」

ひかる「一瞬たりとも過去に戻りたくねぇ」

ウバ「あのさぁそんな風に答えるんだったら最初からそういう質問を紙に書いて寄越さないでよ怒」

ひかる「ぶっちゃけ俺も思いつきでこれ書いてるから特に意図があるわけじゃないんだよね」

ひかる「まあ、ちなみに答えておくと……そうだなぁ……大学時代に戻って、好きだった子にきちんと告白しておくかな」

ウバ「お、いいねいいね。そういうの」

ウバ「その子は結局どうなったの?」

ひかる「その子は別の男と付き合うことになりました。でも仕方ないね。今幸せになってることを願うよ。それに俺と付き合ったとしても幸せにはなれないだろうしね」

ウバ「唐突にネガティブにならないで……」

ウバ「ちなみにどんな子だったの?」

ひかる「明るくて、元気で、優しい子だった。みんなからモテてたな」

ウバ「どんな関係だったの? 同じ学部の人?」

ひかる「同じ学部ではないんだけど、まあたまたま関係があってね。普通に友達として仲良くてさ。でも告白できなかったな。好きだったんだけど」

ウバ「なんで!」

ひかる「俺がチキン野郎だったからさ。あと、大学時代の俺は病んでたから告白どころじゃなかったっていうのもあるかな」

ウバ「ええ……あなたって普通の状態の時ってないの……」

ひかる「ないです。おかげでモタモタしているうちにその子は別の人と付き合ってしまった。残念。俺はそこで学んだ。チャンスは逃すと二度とこないってことをね」

ウバ「へえ〜」

ひかる「で、その学びを社会人一年目で実践した。相手は年上の保育士。会って二回目で告白。見事OK。無事付き合うことに」

ウバ「うわっ、マジ? やるねぇ」

ひかる「3週間しか続かなかったけど……」

ウバ「みじかっ!」

ひかる「そこで俺は2つ目の学びを得た。チャンスをつかんだとしても、その結果が自分の望む最も良い状況になるとは限らない、と。俺たちは自分の願望を叶えるために毎日少しずつ努力を積み重ねていて、ある日ようやくチャンスが目の前にぶら下がってくる。で、それを勇んで手に取る。多少は成功するかもしれない。でもそれが大成功として実を結ぶかはわからないんだ。本当にわからない」

ウバ「めっちゃ語るじゃん……」

ウバ「ちなみに3つ目の学びはあるの?」

ひかる「自分が相手を好きだとしても、相手が自分を好きになるとは限らない」

ウバ「名言風に言ってるけどすごく普通のことだよね……」

ひかる「それを身にしみて理解するような出来事が最近あったのさ」

ひかる「ていうかこれって過去に戻るならどうしたいか、って話だよね。えらく脱線してしまった」

ひかる「次の質問、お願いします」

ウバ「九問目。『死ぬまでにどうしてもこれだけはやりたい、ってことはなんですか?』」

ひかる「特にないんだけど……強いて言うなら、イタリアに行きたいかな」

ウバ「死ぬまでにイタリア? 普通に行けると思うんだけど」

ひかる「まあ、ね……」

ウバ「どうしてイタリアなの?」

ひかる「イタリアにはカミッロ・カヴールっていう首相がいてね。イタリア統一時代の人物だね。僕が最も好きな歴史上の偉人なんだ。そのカヴールの石碑を見に行きたいんだ」

ウバ「へえ〜なんか地味だね。もっと有名なお城とかいろいろあるんじゃないのイタリアって。そこに一番行きたいの?」

ひかる「そうだね。そこに死ぬまでに行って、その石碑に書いてある文章を読みたいんだ。イタリア語の原文でね」

ウバ「なんて書いてあるの?」

ひかる「カヴール本人が、当時の国王に宛てた手紙の内容が書いてあるらしい。神の言葉なんだ」

ウバ「よくわからないけど、その石碑とやらはイタリアのどこにあるの? ローマ?」

ひかる「わからないんだ」

ウバ「はあ? わからないの? 有名な石碑なんじゃないの?」

ひかる「有名っちゃ有名なんだけど、イタリアにある幾多の歴史的建築物には劣るよね」

ウバ「でもどこにあるのかってくらいはわかるでしょ。ネットを見るなりして」

ひかる「行けるときになったら探すさ。今は行くべきときじゃないからね」

ウバ「……変な人だなぁ……」

ひかる「最後の質問、お願いします」

ウバ「十問目。『自分を一言で表すと何ですか』」

ひかる「うーん、『マイペース』、『繊細』、『根性なし』かな」

ウバ「一言って言ってるでしょうが怒」

ひかる「へへw」

ひかる「人の人生を一つの言葉で表すことはできない、っていうのは『市民ケーン』のセリフだったかな」

ひかる「僕の性格はさっき言った通りです。マイペースなんでよく周りを振り回してしまう。おまけに繊細だからタチが悪い」

ウバ「そうなの? あんまり繊細そうには見えないけど」

ひかる「めちゃくちゃ繊細です。些細なことで傷ついてしまう。基本的にネガティブだし。だいぶマシになったけどね。社会でうまくやっていくために、そういう部分を大学時代に鍛えたんだけど、やはり限界はあるよね」

ウバ「根性なし、っていうのはわかる気がする」

ウバ「いつもやる気とか覇気がないよね」

ひかる「ないね」

ひかる「だから大変なことがあると途中で投げ出してしまう」

ウバ「根性なし」

ひかる「そうだね」

ウバ「根性なし!」

ひかる「どうしたの?」

ウバ「これだけは誰にも負けない!的なことないの?」

ひかる「ねぇなぁ」

ひかる「周りの人間は全員俺の上位互換的存在だと俺は思ってるからね。勝ちはその人たちに譲ります」

ウバ「謙虚だねぇ。嘘くさいけど」

ウバ「小説はどうなの? 腕に自信があるんじゃないの?」

ひかる「ないよ笑 マジで笑 俺は小説家としての才能はない」

ウバ「ふ〜ん」

ひかる「でも小説に人生かけてるけどね」

ウバ「はいはい」

ウバ「頑張ってください」

ひかる「さて、質問はせんぶ終わったね」

ひかる「お疲れ様でした」

ウバ「はぁ〜やっと終わったぁ」

ウバ「なんて無駄な時間だったんだろう」

ひかる「まあそう言わずに」

ウバ「ていうかさぁ、自己紹介になってるのかなぁ、これ。正直、まだあなたのことよくわかんないでしょ、読んでる人は」

ひかる「そうかねぇ」

ウバ「そうだよ。わたしは元から興味ないけど」

ひかる「ひどいなぁ」

ひかる「まあ、そういう人は僕のインスタグラムかTwitterを見てください」

ウバ「見る人いないよ」

ひかる「確かに」

ウバ「……」

ひかる「……」

ウバ「えっ?」

ウバ「これで終わりなの?」

ひかる「終わりだよ。帰っていいよ」

ウバ「……それなら帰るけど……」

ウバ「なんだろうこの終わり方……」

ひかる「あっ、そうだ。ちょっと待って」

ひかる「これ。お菓子あげるよ」

ウバ「えっ? お菓子?」

ウバ「もらえるの?」

ひかる「そう。バームクーヘン。買っておいたんだ」

ウバ「……」

ウバ「タダ働きかと思ってた……」

ひかる「お金は出さないけどね。前回もきちんとセイロンさんにもあげましたよ」

ウバ「あ、ありがとう……」

ひかる「お疲れ様でした。じゃあね」

ウバ「ばいばい……」ガチャ

ひかる「……」

ひかる「……」

ひかる「……」

終わり

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