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【推しの子考察】 アクアにとっての復讐とは?

推しの子考察においてよく「映画の公開によってカミキを社会的に殺すこと」というものを見かけますが、私としては「それ復讐になるか?」って思うんですよね。社会的に殺したから何?それならその後ひっそり生きていけばいわけで、なんかしっくりこないんですよね。

そこで私が考えたことを説明する前に、アイがカミキを愛せなかった理由やカミキがアイを殺すに至った経緯を考えていく必要があります。

まず前者ですが、私はここで深く関わってくるのがアイの父親なのではないかと思うのです。推しの子においてアイの母親に関する描写はありましたが父親に関する説明は一切無いので推測することしかできませんが、恐らくアイは幼少期(2〜3歳くらいの時)に自分の父親を見たことがあり、お互い本当の愛を知らない境遇から惹かれあっていたカミキが段々と記憶の奥にあった父親とそっくりであることに気付いてしまったのではないかと。

そう、アイカミキもアクア姫川大輝と同様、父親が同じで母親が違うという関係なのでは?

それならアイとカミキが共に両目の星を受け継いでいること、カミキ→アクアがそっくりであることと同じように父親の遺伝子がカミキに強く受け継がれていることの説明がつきます。
そこにアイは気付いてしまったが、カミキはずっと気付けずただの異性として純粋にアイに惚れていた。が、ある地点で血の繋がりを知るアイに拒絶されてしまった。

まあ、その愛を拒絶されたことがカミキの動機だとしたらあまりにも弱すぎるので更にダークな事情が関わってくるんでしょうが、そこは全く分かりませんね。でも何かしらの理由で、カミキはどうしようもないくらい愛していた対象を殺さざるを得なくなった。それでもカミキはニノに映画の撮影現場の状況を聞いてルビーがアイを超えているかを気にしていたりと、まだアイに対する未練というか、愛憎というか、少し度を過ぎたような愛を持ち続けていることが伺えます。とっくの昔に自身が殺してしまったというのに。

ここまで書いてやっとアクアの復讐について語れます。

アクアの復讐とは

これがヒントです。あの映画でアイが自分を殺した男を許すかどうかで全てが決まるというもの。

先程も言いましたが、カミキは自身が殺してしまったアイに未だに執着しているわけです。そんな相手に「愛している」なんて言われたらどうでしょう?再起不能なほどに「取り返しのつかないことをしてしまった」と罪悪感に駆られませんかね。

この映画では、アイはカミキを愛していたけど、どうしてもカミキの気持ちに応えられなかった理由が明かされると思うんです。それこそがアクアの「お前はどうようもないことをしたんやぞ」的な復讐に繋がると予想します。


でもカミキと姫川愛梨との関係を察するに、カミキもサイコパスと化してしまったのにはそれ相応の理由があって、例え復讐に成功してもこの映画編はかなり後味悪い最後になりそうなんですよね。
私の予想では「アクアくんの企みは私が止める」と言いながらも最近ダンマリ決め込んでいるあかねがカミキに接近して殺されて、映画公開後にカミキも自殺。他人を殺すと時はずっと自分の手を汚さなかったが、自分を殺す時は自分の手で。みたいな。

まあ本当推しの子面白いですよね。これからの展開も楽しみです



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