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【全仏】アルカラスvsジョコビッチ 勝敗予想

今日は世界中のテニスファンが注目しているであろう、全仏オープン準決勝アルカラス対ジョコビッチの試合が控えております。

二人の過去の対戦は昨年のマドリード準決勝の一度のみで、その時はアルカラスが6-7(5) 7-5 7-6(5)の逆転で下しており約1年ぶりの対戦となりますが、今回の勝敗予想についてはやはりアルカラス優勢という声の方が大きいようです。

正直私もそう思います。

私はジョコビッチファンですが、彼のテニスを10年以上見てきたからこそ今のアルカラスにクレーコートで勝つビジョンが見えてきません。

何故なら、あまりにもアルカラスのテニスは完成されすぎているからです。
(ちょっとアルカラスについて語るので長くなります)

振り返れば2021年の全米3回戦でチチパスを下した時から良いフォアを打つ選手だとは思っていましたが、決定的だったのは2022年マイアミ準々決勝のキツマノビッチ戦でした。私はあの試合のハイライト動画を見た時に「間違い無くBIG3に匹敵する才能の持ち主で、近い将来ナンバーワンになる選手」だと確信しました。

実際友達にその旨をLINEで伝えたので、出そうと思えば証拠出せます。

とにかくそれくらい衝撃的だったんですよ。しかもその時から更に進化して今に至るわけですが、ネットでは「同じ年齢で比べたら当時のナダルの方が強い」だの、「全盛期錦織なら良い勝負できる」だの、アホみたいなコメントばっかり。ナダルについては後述しますけど、アルカラスは錦織が対抗できるような才能ではありません。別に錦織を過小評価しているわけではなく、そういった意見を主張する人はあまりにもアルカラスを過小評価しすぎていると思います。

そしてナダルについてですが、やはり2005.6年に20歳前後の若者がクレーコート無双したことがファンの記憶によく残っているんでしょう。いや確かに凄い成績なんですけど、私からしてみればあの時期はナダル特有のスピンで初見殺しができてただけな気がするんですね。

実際、2007年以降のナダルのクレーコートでのクオリティを見ていると、明らかに2005.6年とはレベルが違います。もしナダルが20歳の頃のまま実力が停滞していれば全仏の優勝回数は4回くらいだったと思いますが、彼はそこから進化し続けた結果14回も勝つことができたわけです。

ネットにいる「今のアルカラスより2005ナダルの方が強い」論者はこの辺りをどう考えているのか。

まあ、そもそも現実の話にifなんて存在しないのでこんな議論自体が馬鹿げていると言えばそこまでなんですけど、もっと純粋にテニスのクオリティという面を見て比べてほしいものです。「2005年ナダルのスピンは今のアルカラスに優位を取れるほどのものではない」というのが私の考えです。

2008年くらいのナダルなら今のアルカラスを止めれると思いますけどね。


いや〜やっぱりアルカラスについて書いてると長くなってしまいましたが、改めて今日の準決勝の勝敗予想はアルカラス優勢です。

でも本音はジョコビッチに勝って欲しい。そんな対決


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