muraki taichi

広告代理店のクリエイティブディレクター アメリカ小説とゲームが好き

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このサイテーな世界の終わりとキャッチャー・イン・ザ・ライ

最近、たまたまおすすめにあがってきたこのドラマを見た。 このドラマが、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』のオマージュではないかと個人的に思ったので備忘録的にメモ。 ただ、今、手元に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が無いからそっちは記憶から引っ張り出す感じになりそう。(俺のキャッチャーどこいった) この作品(シーズン1)は、ジェームスとアリッサという2人の少年少女が、普段の生活が嫌になり不意に逃避行に出るお話だ。 ①1つ目の共通点【主人公の設定】 ジェームスも

    • 僕たちはみんなホールデン・コールフィールド

      今からちょうど100年前の1919年の1月、 ある一人の男の子が生まれた。 J・D・サリンジャー 彼が書いた唯一の長編小説『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(邦題『ライ麦畑でつかまえて』)は 多くの若者を行動に掻き立てるまでに熱狂させた。 感動させたではなく、行動させたのだ。 ただの一小説なのに、だ。 彼がいなければ僕は文学部には進んでいなかっただろうし、 彼がいなければ多くの若者は学校なんてやめちゃおうなんて思わなかっただろうし、 彼がいなければマーク・チャップマンはジョン

    このサイテーな世界の終わりとキャッチャー・イン・ザ・ライ