GIがない週ということで、比較的穏やかに競馬予想をしているわけですが、レースの方では落馬が多発し、悲しい事故もあった直後なだけに「人馬ともに無事に」を切に願うばかりです。
さて、予想の方は福島牝馬Sが完全的中ということで、波に乗れています。福島の実績がなかった岩田望来騎手のコスタボニータを本命に出来たのは、同騎手の芝1800m成績が優秀だから。やはり騎手の得意不得意はありそうです。

フローラS

予想と見解

◎ アドマイヤベル
☆ バロネッサ
☆ エルフストラック
☆ カニキュル

3歳路線の重賞における力の比較が難しいのはこの時期になっても変わらない。やはり馬に無理させず、成長や状態を優先して少ないレース数で上に登っていくトレンドはこの時期もまだ続く。
そんな中で本命は牡馬との中距離路線（しかも近2走は東京芝2000m）で揉まれてきたアドマイヤベルとする。
2走前の百日草特別（1勝クラス）は3着（0.4差）だったものの、勝ったのは京成杯2着、皐月賞4着のアーバンシックでは仕方なく、逃げたマーゴットソラーレも捕えられなかったが、上がり33.8の脚は立派だった。
そして前走フリージア賞は惜しくも2着だったが、相手は評判馬のマーシャルポイント（デビュー戦はフラワーC勝ちのミアネーロの2着から未勝利戦は3馬身差の圧勝）で、この馬とタイム差なしであればかなり威張れる。
同じ栗毛と派手な流星を持ち、走り方もやや首が高いのはお父さんそっくり。ダービー2着から後にジャパンカップまで制したスワーヴリチャードの才能がこの時期にきて開花することを期待したい。
鞍上の横山武史騎手は芝2000mで狙いたい騎手に該当する。心強い。

☆ バロネッサ

前走は東京1800の未勝利戦を0.3差で圧勝。いきなりの重賞挑戦となるが、最近のトレンドから大事に使われる傾向があることから、単純に1勝クラス実績があればいいと言うわけでもないことから、もちろん侮れない。
津村騎手は東京芝、芝2000mのいずれでも狙いたい騎手に該当する。

☆ エルフストラック

勝ちきれない競馬が続くが、前走のフラワーCは差し・追い込み馬が上位を占める中、逃げて5着に粘った内容を評価。直線の長い東京コースになってどう転ぶかだが、開幕週のきれいな馬場を味方につけて、皆が脚をためることに専念するのであれば、その隙にこの馬が早々に仕掛けて粘りこむシーンはなくはないだろう。
横山和生騎手は芝2000mで狙いたい騎手に該当する。

☆ カニキュル

前走フラワーCは6着だったが、直線に入ったところで外に回すロスで仕掛け遅れたレースぶりを見る限り、仕方なかったようにも見える。その前走の東京2000mでは0.4差で圧勝しており、相手関係は疑問とはいえその舞台に戻ることで好転する可能性は高い。
北村宏司騎手は東京芝、芝2000mのいずれでも狙いたい騎手に該当する。

買い目

単勝 ⑧
複勝 ⑧
馬連 ⑧-①④⑬
3連複 ⑧-①④⑬

マイラーズC

予想と見解

◎ セリフォス
☆ トゥードジボン
☆ セッション
☆ ソウルラッシュ

◎ セリフォス

昨秋のマイルCSと香港マイルはともに大きく敗れてしまったが、評価すべきは昨年の安田記念。非常にレベルの高いメンバーが揃った中で、ドバイ帰りから直行で2着に頑張った内容は非常に強かった。もちろん3歳時にマイルCSを制覇した実績もあり、まともに走れば力は最上位のはずだ。
目標は次だろうが、休み明けから走らせる中内田厩舎と川田騎手の組み合わせであれば、この相手に恥ずかしい走りはできないだろう。
川田騎手は京都芝外回りも芝1600で狙いたい騎手に該当するので、非常に心強い。

☆ トゥードジボン

近2走は凡走しているが、京都金杯では3着に入り、重賞でも通じる力を示した。セリフォスとソウルラッシュを除けば今回はメンバーレベルが低く、また先行馬が少ない今回は最内枠からスムーズに前から競馬を進めれば、馬券内に入る可能性は高い。
藤岡佑介騎手は芝1600mで狙いたい騎手に該当する。

☆ セッション

前走ダービー卿CTでは7着に敗れてしまったが、同じくこの馬も京都金杯で前から2着に粘った。先に書いた通り、前が恵まれそうな展開と馬場でこの馬も圏内に入る候補として紐に選ぶ。

☆ ソウルラッシュ

現役マイラーの中でも屈指の安定感でついに前走マイルCSで2着に入った。さらには香港Cでも4着と好走し、その力を示した。
今回は休み明けだが、問題なく走るタイプなので、その点も問題ない。
今回は松山騎手が負傷で団野騎手に乗り替わるが、秋2走はモレイラ騎乗によるものだった。そのレベルのパフォーマンスを出せるのか、セリフォスとの差はそこに尽きる。

買い目

単勝 ③
複勝 ③
馬連 ③-①⑬⑭
3連複 ③-①⑬⑭