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【データ】永島まなみはマジでヤバいかもしれない


とある千直のレースで絶望の1枠1番から最内をついてハナ差で勝利した馬がいた。
その鞍上は永島まなみ騎手、穴馬をよく持ってくることである程度その名を轟かせつつある時期にはあったが、さすがにこの騎乗には度肝を抜いた。
とあるインタビューで横山典弘騎手にアドバイスをもらっていると述べていた記事を見た記憶があるが、割とマジで横山典弘騎手から「ヤバさ」を学んだのかもしれない。
もともと父親は園田の名手として知られていた永島太郎現調教師だが、中央の名手になる可能性は当然秘めている。
そんな永島まなみ騎手を馬質別に得意距離を調べてみた。

全レース


特にレースの条件を設定せずに分析してみる。
こう見ると、「勝ち切る騎手」というのがわかる。
人気薄の騎乗が多いため、全頭の勝率・連対率・複勝率が低く出てしまうのは仕方ないが、全頭と人気馬帯(1~4人気で3.0倍~6.9倍)の単勝回収値が平均を大きく上回っている。
また人気薄帯は勝率が平均を上回っているが、単勝回収値は平均を下回っている。
これはおそらく永島騎手が穴を開ける騎手として認識されているために、オッズが低く出てしまっているためと思われる。
いずれにしても、馬券的には面白そうな騎手であることは間違いない。
引き続き、芝/ダートで分けて、距離別に得意舞台を調べてみる。

芝のレース

まず短距離(芝1000~1500)が非常に優秀で、人気馬はすべての項目で平均を上回り、さらには単複回収率も100を上回っている。さらに馬を問わず、単勝回収値がプラスで勝率も平均を上回っている。
芝1600~2000は人気馬に乗ると優秀で、安定した成績を残している。
それよりも長い距離は騎乗数が少ないが、そのなかでも芝2600~の人気馬騎乗時は素晴らしい安定感を誇っている。

ダートのレース

ダートは芝に比べると平均よりも劣る項目が多い。
だが、そんな中でもダート1600~2000では単勝回収値が優秀で、勝率・連対率も平均を上回っている。フェブラリーS、チャンピオンズCも該当するので、ぜひとも騎乗してほしい。
一方で芝と異なりダートの短距離は苦手なようだ。
長距離は騎乗数が少ない。

まとめ

基本的に人気馬に騎乗する機会がまだまだ少ない騎手だが、いい馬に恵まれた場合はしっかりと結果を出すタイプである。しかも圏内に持ってくるというよりは勝ち切るタイプなので、関係者にとっても非常に頼もしいだろう。
得意舞台は芝の短距離は突出している。
ダートは1600~2000が得意だが、短距離は意外にも苦手としている。

予想外に人気でしっかりと勝つタイプなのがわかった。
この記事が関係者の目に届くことはないかもしれないが、もし、この傾向を知ったとしたら、ぜひ有力馬を特に芝の短距離で回していただきたい。

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