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【データ】田辺裕信騎手はほんとにゆる~いのか

サンケイスポーツで「田辺裕信のゆる~い話」というコラムを持っている田辺裕信騎手。
たしかにゆるいというか、いつもへらへらしているというか、でも突然穴を開けたり人気を裏切ったり、正直つかめない騎手という印象の田辺裕信騎手。
私自身も大きく儲けさせてもらった(クラレント)記憶もあれば、ひどく裏切られた(べラジオオペラ)記憶もあり、結局のところよくわからない騎手というのが本音。
そんなわけで今回は、田辺裕信騎手を調べてみた。
※データ対象:2020/1/1~2023/8/25

① 馬質で区切った分析

人気馬(1~4人気かつ1.0倍~6.9倍)の成績は各項目ですべて全頭(平均)を上回っており、非常に優秀で馬券的にも頼りになる騎手のようだ。
印象と違って基本的には人気馬を任せても良い騎手と言えそう。
穴馬(7~12人気かつ15.0~99.9倍)も勝率以外はすべて全頭(平均)を上回っており、穴騎手としても頼りになる部類。
基本的に馬券では人気馬でも穴馬でも頼りになる騎手と思ってよさそうに見える。

② 芝のレース

芝の1000m~2000mは複勝率はやや高めだが、人気馬はイマイチ、穴馬もそこまでよろしくない。
しかし芝2100~2500はすべての項目が全頭(平均)を上回っており、特に穴馬の回収値が驚異的。
芝2600~でも穴馬こそ騎乗数が少ないが、人気馬はしっかりと人気に応えている。
芝では長い距離のほうが上手な騎手と言えそうで、アスクビクターモアの菊花賞はまさにその一例と言えそうだ。

③ ダートのレース

芝とは対照的に、ダートは短い距離のほうがよさそう。
短距離(1000~1500)は人気馬の成績はいずれも良い数値を示している。
1600~2000は人気馬が全項目平均以上で優秀、穴馬も勝率がわずか0.1低いだけで複勝率は平均値を示し、それ以外は上回っている。
長距離はイマイチのようだ。

④ まとめ

まもなく40歳を迎える田辺騎手だが、ゆるい感じのままベテランの域に入っていくのかもしれないが、それはあくまでも個性。
個人的に騎乗フォームが綺麗で時に見せる思いっきりのいい騎乗が好きで、若手が台頭してきている昨今でも更なる存在感を見せつけてほしい。
今回の調査をきっかけに、田辺騎手をうまくいかせる馬券戦術で、皐月賞のべラジオオペラの大損を取り戻していきたいと思う。

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