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My Hair is Bad

‪My Hair is Badの福岡のライブに行った。ボーカルの椎木君が僕のライブにたまにコソコソ?きてはそっと帰っていくので、僕も彼の生の歌を聴きたいと福岡のライブを行くことにした。彼を好きになったのは前に新潟で彼に声をかけられた、そしてCDを渡された。ここでなにやってんの?と聞いたら「僕バンドやってて休みの日とか、バイトするの嫌で歌だけで食いたいからライブハウスに来てひとりで語り引きをやってるんです」と言っていた。おれも笑い以外で稼ぐ金に興味がない、だからその言葉が僕はすごく好きだった。

僕もその日の福岡の旅費はその夜に独演会を開催しそれでまかなうことにした。そしてZeppというところに初めて行った。満席のお客さんだった。

しかし曲の合間に客席から興奮したのか男の声で「しいきくん結婚してえ」と叫び声が。ウケ狙いなのかなんなのか、あまりにしつこいのでかなりイラついて「お前黙れ」と叫ぼうかと僕は二階席の手すりの前に身を乗り出した。しかしもしかしたら僕がライブに慣れてないだけで、こう言うのが当たり前で、僕の一言で他のお客さんや、その男性が嫌な気持ちになったら、しいきくんに申し訳ないとおもい、踏みとどまってた。だけど僕はいいものをみた。その声は、すぐに無くなった。圧倒的な歌にその男は黙った。圧倒的なものをみた。‬

以前一度、対談をした時に椎木くんに「なんでおれのライブくるの?」って聞いたら「ぶれそうになった自分をチューニングしにきてる」と行っていた。

最近、自分の中で迷ってると言うか、少し僕が大事にしてるラインから自分が、ぶれてるの感じることがあって、モヤモヤしていた。My Hair is Badのライブにいって僕がチューニングされた。

彼らの歌を聴いた後、その夜の僕の独演会はめちゃくちゃ盛り上がった。

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