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コンサルと代理店に無駄金を使わないために

最初に断っておくとコンサルと代理店に発注すること自体が無駄なのではなく、ちゃんとした使い方をしないと無駄金になってしまうという話です。もちろんスキルの高い人と仕事をすれば費用の何倍もの成果を出す人もいます。しかし、世の中の大半が両者のいき違いで無駄金に終わっています。それを避けるために個人的に気をつけている事をまとめてみました。

ちなみにここではコンサルの定義を制作物などではなくノウハウを提供する事で対価を得る人たちを指します。


コンサルの分類

もう少しコンサルの定義を細かく見ていきます。コンサル業をなのる人の分類を以下で僕は行っています。

1,専門知識を提供してくれるコンサル(主に税理士、SEOコンサルなど)

2,コーチのような形で定期的に進捗を一緒に確認して軌道修正してくれる人

3,上記2つとも無く、ただの雑用になっている人

3つ目は若干きつい言い方ですがコンサルを名乗る人で経営コンサルタントは大体3つ目の人が多いです。また企画屋も同じかもしれません。なにかしらの知識、ノウハウを土台にして行動は起こすので専門知識がなければ提案も何もありません。経営ノウハウだったら大体が経営者の方が上です。なぜなら彼らは経営のプロだからです。

先日某上場経営コンサルの方と仕事をした際にこの人専門も特になくて起業経験も無いのにどういうコンサルをするんだろうと思ったらブログの更新など雑用しかしていないという時がありました。その人はただ社長の雑用を安くする社員でしかありませんでした。コンサルは上記2つのパターンに乗れない場合、大分大変な仕事だなあと感じました。逆に2つ目は最近気付いた事で某ECコンサルの方にあった時にその方が自分はコンサルなんてライザップのコーチみたいなものとおっしゃっていました。これは意外と重要で一人でずっと判断しているとサボってしまったりしますし、方向性を間違っていることに気づかないで突っ走ってしまうことがあります。また中規模以上になって経営者が各セクションの進捗管理を見て叱咤激励するのは結構大変だったりするのでECの部門をちゃんと進捗管理、尻叩きしてくれるのは確かにありがたい。このタイプは中規模以上になって必要性がますのではじめは1のパターンの方が必要性が高いと思います。


基本的には確率論

まず前提に100%成果が出ることは無いという前提を持たないといけません。もともこもないですが従業員でも100%成功させるのは難しいためある程度失敗する余力をもって予算を考えないといけません。一人のコンサルに一回のみ試すというのはあまりおすすめしません。なぜならコンサル業はどのジャンルであってもある程度の期間やり取りしないと見えないこともありますし、成功率100%ということはありません。1のパターンだと質問した内容にすぐに答える、提案するという動作なので比較的ミスしにくいと思います。ただし、自分の会社の事を理解して提案してくれているかは契約後でないと分かりにくいのでそこぐらいでしょうか。2のパターンは担当者との相性もあるのでまず試すぐらいの心持ちでないと難しいです。


自分が失敗したケース

失敗というと本当に失礼なんですが成果が思ったよりでなかったなというのは良くあります。50%ぐらいは思った通りいきません。以前広告代理店に広告の運用を依頼したのですが全く効果が上がらないので管理画面を見させてもらうと全く運用改善をしていない時がありました笑  逆にATHELPで引き継いで前のコンサルの作業内容を確認すると半年その作業内容はもちろん、なにもやっていない時があってそりゃ改善できないよねというパターンもありました。これは極端ですが意外とよく聞く話です。


なぜ失敗するのか?どう目利きすればいいのか?

僕はその事件があって本当にトラウマになったので以下に気をつけるようにしています。


2−1少なくとも話せるくらいにはその領域の専門知識を自分でも付ける

2−2管理画面など作業内容が見えるようにする

2−3具体的にどういった成果を望んでいるのか明らかにする


2−1はメンバーに対してもできるだけ行っていることで知らないから全部任せると知っているけど全部任せるは全く意味が違います。前者は放棄で後者は信頼です。もちろん全ての領域を極めるのは難しいです。だからこそ経営者はどの領域をどこまで知っていればいいのかを見極めながら学習する必要があるのかなと思っています。この専門知識は発注先の見極めだけでなく、発注後のやり取りも格段に楽になりますし、投資対効果は大分大きいと思います。

2−3は期待値を公開することでそれが無理なのかを最初に確認できますし、逆ににぎった期待値はコンサル側も超えないとなと必死になるはずです。意外とどういった成果を期待しているかは事前に話さないような気がします。


目利きの方法としては一度試すが最ももちろん確度高いですが、次は直接話すこと、その次が同じ業界の方の評判だと思います。知識に自信のない方は同業者と話すのを嫌います。自分のスキルがバレるからです。ブログなどで具体的にノウハウを言及している人もいいかもしれません。スキルに自信のない人は抽象的な物言いしかしていないはずです。

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