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新サービスを成功させるために周辺サービスまで作る

提供側の事情とかを一切排除してまず考えてみるのが新規サービスを作る際に気を付けなきゃいけないことだなあと最近感じています。

どうしても新サービスを設計するときって自分たちの強みを活かそう!とかこの資産を有効活用したいとか考えがちです。もちろんされも悪くないんですがサービスってユーザーに使われないと意味が無いので、まず運用とか全く考えないでユーザーがほしいものなにか?を考えてそこから現実運用するならどうするかを考えるようにしています。結構この順番は大切だと思っていて僕は前まで自社の事情から考えていました。

なんかうまくいかないなあと思い、5000円くらいでwebの専門家に相談したい。履歴とか仕様もよく分からんから保存しといて。というニーズからそれが果たして5000円でできるかを考えて出したのがATHELPでした。正直5000円で可能なのか?そもそもそれめちゃくちゃ手間かかるんじゃないかとか色々周りに言われましたが一つ一つを精査して実際動かしてみると意外とできるもんだなと言うのが現在の感想です。

前のnoteでも書きましたが人は先入観の奴隷であって実はあまり精査せずに意見を言うことが多いです。(ただ大抵はその先入観はあっています笑 失敗を減らすという点では人のいうことや既成概念に沿って生きる戦略も有りです。)

少し話がずれましたがそうして新しいサービスを作ると周辺サービスがまだできていないので使いにくい場合があります。例えばテスラは電気自動車を安心して使ってもらうためにスーパーチャージャー ネットワークを作りました。(電気自動車のガソリンスタンドのようなものです)



このように新規サービスを作ると周りのサービスもリリースしなければいけない場合があります。これを上記の提供側の事情で「環境のせい」としてしまうサービスが意外と多い気がします。ユーザーはそれが新規サービスなのか周辺サービスがまだ出来上がっていないのかも正直どうでもよくて便利かどうかしか気にしません。そのためもし、周辺サービスができいないせいでサービスをユーザーにちゃんと届けられないならサービスをもう一個二個作ってでもユーザーのニーズを達成しなければいけません。

ATHELPで言うとtoBで低単価のサービスに適した広告チャネルって少ないなと言うのが課題でした。よくよく調べるとtoBのコンサルサービスは多くが営業にクライアント先に訪問することが前提になっていたため単価が高く、広告単価が多少高くても成り立ちます。そもそも日本のtoBは営業を前提にしているものが多いため広告よりも営業マンがチャネルになります。

ATHELPは営業を廃止することで単価を安くしているのでこの広告単価を低くする必要が有りました。ネット広告でもfacebook広告を始め効果はあるのですがネットが苦手な人達をターゲットにしているためそこにリーチできる手法をずっと探していました。これはネット広告での獲得でいいやと思っている時期にecフェスというリアルのイベントに参加させてもらい、実際に会って使ってもらったユーザーが本当に最初に描いたユーザーそのものだったからです。

そこで新設法人にDMを送る際に一枚のDMに複数社が相乗りする形にすることで印刷費、配送費を軽減させるペーパーシェアというサービスを作りました。新設法人はFAX、メールアドレスともにリスト収集できないためDMを送るしか無いんですが、そもそもDMは一社でやると印刷費、配送費などが馬鹿になりません。同梱サービスといってチラシを一つの封筒に同封して送ってくれるサービスもありますが若干単価が高いのと開封率がどうなんだろうと思い、今回A4ハガキにみんなで広告を載せるサービスをリリースしました。今回も業界最安値でまた無理だろそんな値段と言われましたが一緒に印刷するというのを思いついたら意外といけるなと思い、リリースまで持って行きました。

これからも周辺サービスごとどんどん新しいサービスで塗り替えていきたいなと思っています!

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