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自分の靴を自分で作る-loper shoes kit-

むらさきです。自分が身につけるもの、自分が普段使っているもの。それを自分で作りたい、と思っています。

靴や服は自分で作らなくても素敵なものがたくさん売っています。それでもなぜ作るのか。それについても語りたいのですが、書き始めたら靴を作ったことより長くなりそうだったのでまたそれは別の記事で、ということにして、今回はなぜつくるかではなく、どう作ったのか作ってどうだったのか、という話を書きます。

どう作ったのか?

私は今まで一度も靴を作ったことはありませんでした。職人さんの作り方を調べたり、既存の靴の型紙を見たり、はては3Dプリントの靴を探してみたりしましたが、どれも技が必要だったり時間が必要だったり。どうも作り続ける靴としてピンと来ません。自分でデザインするかなーと思った矢先に、loper という靴のキットを知りました。

このキットは、はじめての人でも作れるようにデザインされた靴の、ソールと型紙のキットです。一般の靴よりも簡単に縫い合わせられるようにソールは針を通す穴が元からあいています。キットではこのソールが届き、アッパーの素材は自分で好みのものを用意します。デザインも数種類あり、同封される基本の型紙の他にも、好みのものを選んでサイトからDLすることができます。

作ろうとしたものが既にあるぞ!と、早速注文して届いたのがこの箱。わくわくして中身を撮るのを忘れましたが、靴底と、作り方の紙、型紙、それに糸と針、それに穴あけポンチが入っていました(頼んだのはコンプリートキット5500円)。

材料を買いに行くのももどかしく、家にあった革のはぎれを組み合わせて作ることにしました。各パーツの色を変えるなど、自由にアレンジできるのも自分で作る楽しさですね。ちなみに、革以外にも、フェルトや塩ビシートでの作例があるようです。

カットと穴あけはレーザーカッターで。もちろん手で切るのでもOK(というかそちらが基本)。レーザーだと、型紙を写すという私の苦手な工程がすっ飛ばせるのでうれしいです。それに、穴までカットできるのでだいぶ楽です。

パーツを全て切るとこんな感じ。意外に少ないなぁという感想。このパーツが切り出された時点、最高にワクワクします。

マスキングテープで仮止めして確認。このカラー、なかなかいいんじゃない?

そして後は縫い合わせていくだけ。ちょっとイレギュラーな糸の取り方をしたり、間違えたりで片方は時間がかかりましたが、慣れてきた2足目は1時間ちょっとで縫えました。

そして、出来上がり!インソールを入れて靴紐を通したらもう外にはいていけます。約半日で、靴を作れてしまいました!

作っている早送り動画も撮ってみました。

使ってみてどう?

まず、履き心地ですが、思いの外良いです。ソールがちゃんとしていますし、柔らかいので歩きやすいです。また、素材によると思いますが、アッパーも固さはなく、革靴というよりスニーカー的な履き心地です。ただ、サイズは少し大きかった。これはもともとよく履いているのは23.5なところ、1cm刻みがしかサイズがなかったので迷った末に24にしたからですね、23でよかったかな。

脱ぎ履きは普段のスニーカーに比べると若干しにくいですが、ふだんゆるいスニーカーしか履いてないからですね。特に普通の靴と比べて履きにくいとかはないです(もっとはきやすそうなデザインもありますし)。

耐久性などについてはまだ使い始めたばかりなのでわかりませんが、ソールは問題なさそう。アッパーが壊れたとしても、自分で直せばいいんだしいいよね、という気持ちでいます。

作って使ってみてどんな気持ち?

つくってから会う人にだいたい「この靴作ったんだ!すごいいいからあなたも作ってみなよ!」と自慢がてら誘うくらいに楽しかったし良かったです。まず、靴という難しそうなものが、みるみる自分の手の中で形になって行く感覚がすごい。そして、切るほど、縫うほどに愛着が湧いてくる。どちらかといえば作ったものに対してはドライな方なんですが、自分が使うものだからでしょうか?(あと単純に靴が好きだというのもだいぶあると思いますが…)、非常に愛着が湧きます。それも自分が好きなカラーでつくっているものだから余計にですね。この色の組み合わせ好きなんですけど、このカラーの革靴とかみたことないですもん。で、さらに、もっと作りたくなります。今度は他の形で作りたいなー、次のカラーならこれだなぁ、素材ももうちょっと変えてみよう、刻印とかして自分のロゴとか入れよう、いっそ光らせる!?など作ったばっかりなのにもう次を作りたくなる魔力。作って使って作って使って、どんどん「俺の最強のシューズ」をやっていきたいですね。私はスニーカーが好きなので、次はスニーカーを作りたいですし、完全オリジナルも作れそうだな、という気持ちになってきました。

というわけで、自分のものを自分で作るシリーズ、靴、大変良かったです。
毎月のミニイベントFABDAYで、『靴を作る日』もやってみようかな。

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追記

やっぱりみんな靴作りたいのでは?

開発した方から注意をもらいましたー。私はまぁ壊れてもいいやと思って別の糸でやってますが、耐久性が気になる人は注意!



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