古本屋で立ち読みしてたら隣に王様がいた時の対処法
時間が有り余っていた頃は古本屋で数時間立ち読みするのが趣味でしたが、最近はそんな時間も取れず。実は最近、火トカゲを飼いだしたので、頻繁に散歩に連れて行かないと私のアパルトマンが火事になるんです。
仕方ないのでどうしても読みたい本があればネットで注文しています。
王立図書館司書のリチャード・ロウです。
さて、今回は古本屋で立ち読みしていたら隣に王様がいた時の対処法です。
なにせ読書に没入していますからね、隣に誰かいても気付かないんですよ。
知り合いだったら声をかけてくれるので良いのですが、相手は王様ですからね。
ここでの問題点は二つです。
・王様は私のことを知らない。
(だから王様から挨拶はしない)
・私は王様のことを知っている。
(だから挨拶を掛けなければならない)
そう!
挨拶をしなければならないんです。
「殿下!こんにちは!」
と、挨拶しましょう。
しかし、ここで新たな問題が生じます。
聡明な王国民の皆さんなら推量できましょう。
王様「うむ」
私「…。」
これ!
会話が続かないんです!
こんな状態、泡吐いて死にますよね?
今回は古本屋でちょっとエッチな本を立ち読みしていたら、いつの間にか隣に王様がいたとき、泡吐いて死なないためのライフハックです。
「最後まで気づかないふりをする」
本に没頭するふりをし続ける!
本に没頭しているから気付きませんでしたーー。
な ん て ね ー ー!
でも王様が隣で読書に没頭し始めると帰れなくなっちゃいますね!
「盲目のふりをする」
天の光で盲目になったフリをするのはどうでしょう?「目が…目が!」と言いながら自然に店外に出ることができますよ!
でも王様の機嫌が良かった場合、王様の付き添いで病院に連れて行かれるかもしれません。
途中で嘘だったとも言えないので、今後の展開が見ものですね!
「外国人のふりをする」
私のオススメはこれです。
外国人だから王様のことは知りません。
だから挨拶をしなくても良いし、気不味い展開になることもないんです!
自分は外国人だ、アピールを繰り返しましょう。
本を読みながらおもむろに
オウ、ハラキーリ、ウタマーロ…
エロマンガ、BANZAAAAI!!!
いざというときに備えて日頃から練習しておくと良いですよ!
「開き直って王様に読んでいた本をおすすめする。」
やあ、王様!この本、面白いですよ!
ほら見てください、女御のパンツですよ!
この絵師はパンツに定評があるのです。
並の絵師ではこのパンツの質感は出ませんよ!
そう思いませんか!
読んでるだけでムラムラ来ますよね!
と、明朗快活に本のオススメをしてみましょう!
殿下もきっとご理解くださるはずです!
「とにかく褒める」
困っとときはとにかく褒める!対人関係の鉄則です!褒めておけばなんとかなります。
私の経験では失敗して怒られるときに、相手を褒めると怒られ度が15%ほど軽減します。
「リチャード君、ちょっといいかな」→「館長、今日の髪型決まってますね!」。このコツは機先を制することです。
相手が王様でも同じです。
とにかく褒めてみましょう。
「今日の王冠は光ってますね!何か良いことあったんですか?」
「最近、王国はイイ感じですね!さすが王様です!
」
「王女様を先日、お見掛けしましたがご聡明な相貌をしておられますね!将来が楽しみだ!」
などと褒めておき、「では王国に栄光のあれかし!」とそそくさと退散しましょう。
あなたが古本屋で立ち読みしていた時に、もし王様が隣にいても上手に切り抜けられるようお祈り申し上げます。
リチャード・ロウでした。