見出し画像

知的財産管理技能検定3級を受験した話(1)

はじめに

みなさんこんにちは。
ブログを書くのは、本当に久しぶりです。
Twitterはあまり長い文章を書き連ねるのに向いているツールではないので、ちょっと長いことを書きたくなったら、こちらを使いたいと思います。
私の性格上、こういうのはあまり長続きしない方なのですが、ゆるーく続けられたと思います。

知財検定とは

 さて、本題に入りますが、先日、知的財産管理技能検定(知財検定)の3級を受験してきました。初めて聴くという方もいると思いますが、国家資格の一つです。
知財検定では、コンテンツ・デザイン・ブランドといった「知的財産」をいかに管理・マネジメントするか、その技能を問われ、その習得レベルを測定・評価されます。そんな「知財マネジメント」スキルを公的に証明する資格です。

第45回(令和5年7月9日) 3級受験

とまあ、そんな感じで堅苦しくなってしまいましたが、特許法や著作権法ってこんなものだよ、ということが少しずつわかるようになる試験ってことです。

 知財検定は、ファイナンシャルプランナー(FP)やITパスポートのような超人気な資格試験に比べれば、受験者数も少ないです。同じ3級でもFPは試験のたびに4万人以上が受けているのに対し、知財検定は3000人以下。
 実際、私自身も、つい1ヶ月ちょっと前まで、この資格試験のことは名前も知りませんでした・・・

 知財検定は、3級、2級、1級とありますが、一部の例外を除いて、いきなり1級や2級に挑戦することはできません。原則、2級を受けるには3級に合格していないといけませんし、1級を受けるには、2級の合格+実務経験が必要だったりします。

 試験は、学科試験と実技試験に分かれています。
それぞれ試験時間は45分で、3級では、ほとんどが3択問題です。
ちなみに、実技試験だからといって何らかのアクションを伴うような形で技術を披露することを求められるわけではありません。実務で起こりそうな具体的な事例をもとにして問題が作られています。
例えば、「A社の持っている特許を、B社が侵害していることがわかった。あなたはA社の知財部として、A社が取りうる手段についてのアドバイスとして、最も適切なものはどれか」といった感じで出題されます。

知財検定3級の難易度

3級であれば、合格率自体は学科・実技それぞれ約65〜70%程度です。学科・実技それぞれで合格すると3級合格となり、いずれかだけを合格すると一部合格という扱いになります。一部合格となっている部分については、一定期間試験を免除されますので、学科だけ受かっているのであれば、次は実技だけ受験すればよい、ということになります。逆もまた然りです。

では、どれくらいの勉強をすればよいかというと・・
 ・公式のテキストを読む(約250ページ)
 ・公式の問題集を解く(約180問)
 ・公式サイトで公開されている過去問の検討をする(過去3回分)
このくらいの勉強で、合格ラインで戦える試験だと思います。
ほかにも、予備校などから出ているテキスト・問題集で様々なパターンの問題や過去問を解くことで理解が深まりますし、「秒トレ」などのアプリを使うことで、基本的な知識の定着に役立つと思います。中でも、過去問については、同一の問題や類似問題がでることも多いので、多めに解いておくとよいかと思います。

知財検定受験の動機

 そもそもなぜ、知財検定を受けようと思ったのか。まず前提として、今年は、色々な資格を取りたい、勉強を頑張りたいという目標を立てておりました。ただ、その頃はまだ具体的な目標がなく、漠然としたものだったので、なかなか行動には移せずにいました。
 しかしあるとき、このままでは何もできないまま一年が終わってしまうと思い、手始めに5月にFP2級を受験することにしました(FP受験の話はまた別の機会に語ろうと思います)。ただ、その先のことを考えていなかったので、FP2級の試験が終わったら、身近な目標を失ってしまったんですよね。せっかく勉強が習慣化しつつあった中で、このまま勉強を辞めてしまっては、またゼロに戻ってしまう、そんな気がしました。
 そこで、5月28日にFP2級の試験を終え、その翌日には、書店で「資格取り方・選び方全ガイド」などという本を買い、次の目標を探すことにしました。

 そんなときみつけたのが、この知財検定だったわけです。
 気づいたときには、既に出願締め切りの前日。まあ、とりあえず受けてみようということで深く考えず出願。思ったより受検手数料が高くて(12,000円くらいしました)、これは落ちるわけにはいかねえなあと思ったのを覚えています。

 とはいえ、数ある資格の中から、なぜ知財検定を選択したのかといえば、
 1、知財を学びたいという思い自体は昔からあった
 2、学生のときは法学部だったので、久しぶりに法律系の勉強がしたかった
 3、試験日が約1ヶ月先だったので、身近な目標を設定になるとおもった
 4、すぐ勉強を始めれば、3級ならなんとかなるだろうという甘い考えもあった
 5、今年やりたいこととして、Youtube投稿にも興味があったので、最低限、
  著作権のことは勉強しておいた方がいいと考えた
 6、仕事で今後、知財絡みの案件が入ってくる可能性があった
  などなど、いろんな事情がきっかけになったのかなと思ってます。
  最初は本当に知識ゼロでしたが、勉強して楽しかったので、正しい選択をした
  と思っています。

小括

 そんなわけで、なんとなく書き始めたわけですが、具体的な勉強の話に入る前にかなりの長文になってしまったので今日はこの辺で。
 次の(2)では、実際に試験までに勉強したことや思ったこと、(3)では試験当日のことや試験の手応えなどについて語れたらいいなと思っています。
 それではまた。

ある日のみなとみらいの様子

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?