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【うたかたの日々のために。】No.23 「生き様」


 いつからだろうか。「生きる場所を探している」という感覚よりも、「死に場所を探している」という想いのほうが強くなってきたのは。命は一つしかないけれど、ただ年老いていくだけの緩慢な人生には、未練のかけらもない。生き急いで、華々しく散ることができる場所を見つけられれば、それが本望である。しかし、現代ではもう、そのように「命を張る」ような舞台は、ほとんどなくなってしまった。三島由紀夫の虚無は、現代の死生観の退廃から生まれた。若々しい血を燃やして死ぬよりも、時の流れとともにゆっくりと腐敗していくのが、現代の人生の有様なのだ。三十代を越えてから、三島の書き残した古い文章に惹かれるようになったのも、本質的に「死に場所を探す」ようになったからなんだと思う。ニヒリズム、ペシミスティック、何と言われても良いけれど、これが僕という男なのだ。決して、度胸や器量があるわけではない。しかし、死ぬ時は一人前でありたい。(狭井悠)


《今日のぼんやり》

「スキルを身につけるだけじゃ駄目 生き様で証明するまでは」

 今日もこうして、無事に文章を書くことができて良かったです。

 また、この場所でお会いしましょう。

 それでは。ぽんぽんぽん。


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