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【参加レポ】CREATIVE X #2 デザインに化学反応は起きるのか。

こんにちは、むらともです。
デザインの仕事を始めて半年、そろそろ社外にも目を向けてデザイナーとしての視野を広げようと、アクションの方法を模索し始めました。

そんなタイミングで開催されたCREATIVE X
これに行かない手はない!と、張り切って参加しました。

さて、せっかくなので振り返りも兼ねてイベントの内容を以下にまとめてみようと思います。


「CREATIVE X 新規事業」

宮下洋輔さん(朝日新聞メディアラボ デザイナー)
中村泰介さん(株式会社LIG)

■ 既存事業と新規事業の違い
既存事業のメリット
・表現を突き詰めることができる
・自分磨きに集中できる
・仲間がいる

新規事業のメリット
・企画、立ち上げから関わることができる
・事業立ち上げの一員になることができる
・戦略に携わることができる
・プロダクトに対して責任が生まれる

既存事業のデメリット
・発注と受注の関係になりがち
・故に責任感が生まれにくい

新規事業のデメリット
・デザイナーが孤独になりがち
・一人何役も

■ 新規事業でのデザイナーの役割
・ユーザー視点の問いかけをすること

■ デザイナーが新規事業に携わる際に必要な知識やスキル
・多領域の分野を行き来できる
・デザインをデザイナーだけのものにしない 
  デザインの意義や意味を他分野の人に説明できる
  デザイナー以外と話すときは言葉に気をつける(専門用語を使わない)



企画セッション「sansan」

sansan株式会社
デザイナーは30人弱
課題1:技術支援の軸が置きにくい
課題2:横軸での評価が難しい

解決策:社内にクリエイター集団「ICE」を作った
「ICE」でやっていること
・ノベルティ制作
・イベント「ICE JAM
 …など


「CREATIVE X 体験」

川口貴仁さん(アーキテクト)
反中望さん(リクルートテクノロジーズ UXデザイナー)

■ WEBデザインは商業建築に近い
WEBと商業建築の共通点:集客し、ユーザーにお金を落としてもらう

■ 失敗しないデザインの方法論
セグメントを切って合意形成する



「CREATIVE X 差別化」

菊地あかねさん(AKANE KIKUCHI DESIGN アートディレクター)
玉木穣太さん(DPDC 代表、MITAS Medical クリエイティブディレクター兼ストラテジスト、Libertypool クリエイティブディレクター)

■ 差別化とは
・菊地あかねさん
自分が自分であるために
 →自分の「好き」に素直にあり、自分のカラーを出す

・玉木穣太さん
金銭以上に、「自分にしかできないこと」かどうかが重要
 →自分でなくてもできる仕事は避けてきた

■ 差別化されていくために
・菊地あかねさん
具体的でなくても5年後、10年後を思い描いてきた
自分にしかできない仕事を増やしたい
肩書きではなく自分にしかできない仕事を

・玉木穣太さん
柔軟な姿勢を持っていたい
カテゴライズされたもので見られたくないから、自分の名前で仕事をしていきたい
他人の目や、敵が生まれることを気にしない

■ 「人」にいいねか「コンテンツ」にいいねか
フォロワー数や世論(大多数の意見)を信じすぎない
 →一歩引いてドライに、自分が納得するまで考え、判断する



「CREATIVE X 文字と構成」

北本浩之さん(日本デザインセンター アートディレクター)
富田哲良さん(モリサワ ディレクター)

■ フォントの選び方
どんな人が(書体)
どんな声の大きさで(サイズ)
どんな気持ちで(文字組)

■ Variable Font
「ひとつのファイルでありながら複数のフォントのように動作する」フォント(開発中)
ウェイト / コントラストを自由に調整可能
扱う側のデザイナーのリテラシーが重要

■ テキストエディタ「stone
・いい道具を買ったような体験ができる
・文字を書くことへの没入感にこだわった
・書籍を読んでいるような文字組
・万年筆のインクのような紺色がかった文字色



最後に

イベントの最後は、登壇者と来場者が一緒になってのミートアップ。
登壇者に直接お話を伺ったり、来場者同士で横のつながりを作ったりと、得るものの多い貴重な時間でした。


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