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餅月あんこ先生『ドラネコシアター リプライズ』

2019年華々しくシャバにカムバックされた餅月あんこ先生のマンガ「ドラネコシアター リプライズ」の連載が週刊ファミ通開始されたのが昨年。

餅月あんこ先生は1990年代にファミ通で女子中学生漫画家として『ドラネコシアター』を連載されていた漫画家なのですが、ある時期からぱったりお名前を聞かなくなり、ファンが復活をずっと待っていたという漫画家なのです。

わたし自信はゲームは門外漢なのですが、兄がファミ通を買っていたので、小中と読んでいました。
ファミ通は桜玉吉、鈴木みそ、餅月あんこ、*竹本泉(敬称略)等マンガ連載が豊富で、ゲーム分からなくても楽しめたんですよね。

*(検索したら竹本先生のファミ通連載作が出てこなかったので、もしかしたら竹本先生は連載されてなかったかもしれません。でも、わたしの記憶のなかでファミ通と竹本先生は結びついているんですよね?? )

そのファミ通で自分とほとんど年の変わらない女の子がマンガ連載を始めたっていうのは、ほんとに衝撃だったし、またその面白さにすぐにファンになりました。

表立った活躍をされなくなってからは、半年に一回くらいネットでお名前検索するということをしていたのですが、情報を得られることもなく、寂しい思いをしていました。そんなことを十年以上続けていて、ある時twitter上で見かけたときは、我が目を疑いましたよね。

先生が今もいらっしゃる、ってことがわかっただけで十分嬉しいのに、あんこ先生のホームであったファミ通で『ドラネコシアター』の続編再開の知らせを聞いたときは、こんなことあるのか、って思いました。

あんこ先生のマンガをまた読みたいって思ってたけど、それがまさかファミ通で読めるなんて、思っても見なかったっていうか……。もちろん、また『ドラネコシアター』読みたいって思ってたけど、それは考えられるなかで、一番の希望で、それが叶うことはないって勝手に思ってました。どこかで先生のイラストが一瞬でも見られたら、先生の書いた文が一文でも読めたら、って思ってました。

連載再開を聞いて、信じられない気持ちで『ファミ通』を手にとって、また泣いたのは、あんこ先生の描く線と文字が往時と変わらなかったからです。これだけ間が空いて、あのかわいらしい絵と文字、それからテンポが全然変わってないことに感動しました。

今回二十数年ぶりに読んだら、玉吉先生の月間ビームの宣伝四コマとあんこ先生のドラネコシアターが載っていて、時空を超えて尚同じ漫画家が同じ雑誌に漫画載せてることにおののきました。
嬉しいとありえないがないまぜになった気持ちです。

『ドラネコシアター リプライズ』は現在もファミ通で連載中。
もうすぐ連載50回です。
連載再開されたことだけで十分嬉しいですが、次は単行本化を期待しています。

『ドラネコシアター リプライズ』の単行本化も希望ですが、『ドラネコシアター』既刊本の電子書籍化もぜひしてほしいです!

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