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芸術的観点からみる「聖魔連結王ドルファディロム」

皆さん初めまして、NASATOと申します
今回が初めてのnote投稿になりますので至らない点などあるかもしれませんがよろしくお願いします。

僕は今年の4月頃にデュエルマスターズを復帰して現在どハマりしています。
noteも度々利用して皆さんの構築やプレイングを参考にさせていただくことが多々あります。
そんな中ふとデュエルマスターズは性能的な面でカードを見る事が多いなと思いました、実際デュエルマスターズは競技的に素晴らしいものですが、他にもたくさんの魅力があります、その1つがカードのイラストです。
今回僕はデュエルマスターズのカードのイラストに焦点を当ててデュエルマスターズの魅力を考えてみようと思いこの記事を執筆しました。
別に僕自身は芸術に精通しているわけでもないので素人目ですが僕が感じたことを素直に書いていこうと思います。

以下ほぼすべての内容がカードの性能ではなくイラストに関する話になります

僕がデュエルマスターズを復帰するきっかけとなった王来編第1弾、それに収録されている3枚のキングマスターカードの1枚がこの「聖魔連結王ドルファディロム」(以下ドルファディロム)です。
この記事を投稿する上で最初に語るのに相応しいカードは何かと考えた時に、やはり美麗で豪華絢爛なカードがいいと考え、復帰のきっかけにもなった王来編第1弾に収録されている、なおかつ僕が好きで好きで仕方がない「王」の名を冠するこのカードがピッタリだと考えました。
今回はドルファディロムの芸術作品として優れている点を「コンセプト」「イラスト」「デコレーション」の3つに焦点を当てて考えていこうと思います。

「コンセプト」として見るドルファディロム

では一番最初にドルファディロムのコンセプト、構想として魅力的な点をあげようと思います、ここはカードのイラストとしての魅力ではなくこのカードを作るにあたって開発側は何を考えていたのか、その部分の魅力について考えます。
出来上がった料理ではなく料理を作る過程に焦点を当てるということです。

王来編のカードにはディスペクターと呼ばれるカードがあり、このドルファディロムもその一体です。
ディスペクターはデュエルマスターズに過去登場したクリーチャーを合体させて誕生したクリーチャーで、このドルファディロムは「聖霊王アルファディオス」と「悪魔神ドルバロム」を合体させたクリーチャーなんですね。
ドルファディロムについて考えるためにまずはこの2体のデザインについて大雑把にまとめます。

「聖霊王アルファディオス」
6対の腕を持つ鎧の天使
天使と鎧という西洋的なデザインを綺麗にまとめてあるのがポイント、6本の腕全てに巨大なロングソードを握っておりこれにより画面全体にアルファディオスの存在感が出ている。

「悪魔神ドルバロム」
6本の腕を持つ坐禅を組んだ悪魔
山羊の顔を持つ悪魔という西洋的なものに東洋的イメージをもつ仏の坐禅を組ませるという中々に冒涜的なデザイン、下半身の着物?も相まってやはり西洋と言うよりは東洋的なイメージを持ちやすい。

どちらも6本の腕という共通点を持ちながら西洋と東洋、光と闇、天使と悪魔、意図的に対極なデザインをしているのが分かりますね。(進化クリーチャー共通シンボルが頭上と足下なのも対極で個人的にかなりエモい)
デュエルマスターズにも古くから各文明を代表するカードでこの2体は非常に知名度が高く、その2体を合体させるというコンセプトは王来編の第一弾を飾るキングマスターに相応しいものだと僕は感じます。

まとめ
ドルファディロムは対極に位置するアルファディオスとドルバロムをひとつのクリーチャーにまとめるという陰陽的なデザインをコンセプトに持つクリーチャーである。

「イラスト」として見るドルファディロム

次にドルファディロムを1枚のイラスト、絵として見ていこうと思います。
実際に出来上がった料理の味を見ていくわけですね。
ここが1番楽しいんですぉ~。

いやぁ~最っ高ですねぇ~もうめちゃくちゃかっこいいいいい~!!!
思わず素が出てしまうぐらいに素晴らしいデザインです、ではひたすらにドルファディロムの優れている点を書いていこうと思います。

天使と悪魔の複合ということでまずはお互いのシンボルを合わせているのが特徴、アルファディオスは主張の強かったロングソードを、ドルバロムは特徴的で記憶に残りやすい顔をパーツとして残してる為どういうクリーチャーなのかというのがひと目でわかる。
連結カラーの特徴として合体したクリーチャーは繋ぎ目部分にジッパーを採用しています、これにより幻想的な悪魔と天使を現代的なジッパーで繋ぎ止めるというかなり、異色でありながらクールなデザインに仕上がっている。
ドルバロムの腕に繋ぎ目として入るアルファディオスの鎧がインドではメジャーな腕輪、バングルを彷彿とさせ仏教的イメージを強める役割を果たしている、これ本当にすごいと思うんですよ…合体クリーチャー考える時にアルファディオスの腕をツギハギしてワンポイントのアクセにしちゃおう!って普通はならないと思うんですけど…
12本の腕を描くために胴体が連結され伸ばされており、かなり胴長のデザインになっているのだがイラストで見てもらうとあまり違和感がないデザインに仕上がっているのがわかる、つまり構図がうますぎる。
6本のロングソード、これらはアルファディオスの時点でかなり目を引くアイテムであり、原色に近い黄色をグラデーションをかけずに置くことで一際目立たせている。
6対の翼で熾天使を彷彿とさせる、が、1番上の一対が赤色の翼になってるのは個人的に超絶オシャレポイント、ドルバロムには何を隠そうきちんと赤い翼が入っているのだ。天使と悪魔のディスペクターということを忘れない素晴らしいデザイン。
そもそもの山羊の顔の悪魔が天使の翼を背負うというシンプルでありながら背徳的なデザイン、最高。
背中に背負った金属の輪は仏の発する後光をイメージさせながら天使の輪も取り込んでいる地味でありながら秀逸なデザイン。
これだけ多くの情報量が入っていながらもひとつのクリーチャーとして綺麗に纏まっている。

もう、ほんとに凄いですねぇ、探せばほかにもいくらでもありそうですがここで終わらせてもらいます。

まとめ
ドルファディロムは対極的なデザインのクリーチャーがデザイナーの手によって違和感を感じないひとつのクリーチャーとして昇華されている。

「デコレーション」として見るドルファディロム

最後にドルファディロムのデコレーション、装飾を見ていきます、イラストだけではなく名前、枠、箔押し、最終的にどのように仕上がっているのかを見ていきます。
前後してしまいましたが最後に盛り付けを見るということですね!

というわけで実物を用意しました、こればかりは画像だけだとわからない魅力があります。
名前はシンプルにかっこよくていいですね「聖魔連結王」は字面でみても非常にかっこよく、口に出してみるとすごく語感がいいです、召喚する時にフルネームで呼びたくなってしまいます。
次に枠です、キングマスターの特徴としてその豪華絢爛な箔押しの枠があります、ドルファディロムの場合は「赤」「紫」「金」の枠が使用されていますね。
赤と金は暖色寄りの色で紫は中間色の為意外と明るい雰囲気を感じるのではないでしょうか?
赤と金により画面全体にギラギラとした印象を与えますが紫色が入る事によって上品な高貴さが加わっていますね。
そして枠だけではなくイラストの方にも箔が押されているのが分かると思います。
イラスト全体の影となる部分に紫と金の箔押し、剣の縁に赤の箔押しが入ってます。
これのおかげでカードを傾けた時、光の反射でカードの全容が把握出来、カード全体に煌びやかさを与えてくれます。
赤の箔押しはやはりドルファディロムのイラストは剣に視線を集めたいのでしょう、グラデーションの無い彩度の高い黄色と赤の箔押しで剣がかなり印象的に残るはずです。

まとめ
ドルファディロムは赤金紫の3色の箔押しを使用することで煌びやかでありながらどこか落ち着いた印象を受けるデザインに仕上がっている。

最後に

ここまで「コンセプト」「イラスト」「デコレーション」でカードを見てきました、最後に総括をして終わりたいと思います。

総括
「聖魔連結王ドルファディロム」は「聖霊王アルファディオス」「悪魔神ドルバロム」という対極のデザインを持つクリーチャーを一つに合わせるというコンセプトのクリーチャーであり。
その対極的なデザインをデザイナーの手によって西洋的、東洋的なデザインを合わせ持つ複合クリーチャーとして完成されている。
また、カード枠と箔押しをイラストと組み合わせることでより煌びやかで美麗な芸術作品に仕上がっている。

以上で芸術的観点から見る「聖魔連結王ドルファディロム」を終わりたいと思います、長々とお付き合いくださった方、もしいらっしゃりましたらありがとうございます。

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