室田渓人

Stand uP 劇団肋骨蜜柑同好会 演劇をしたり、絵を描いたり、プロレスをしたり、色…

室田渓人

Stand uP 劇団肋骨蜜柑同好会 演劇をしたり、絵を描いたり、プロレスをしたり、色々とやっています。 大抵日々の駄話ですが、 よければ読んで行ってください。 出演のの情報なんかはこちらからどうぞ↓ https://twitter.com/muro_kei?s=09

最近の記事

推しの故

ラブライブというアニメを。 一気見した。 といっても膨大にシリーズがあるので、一番最初の、無印ラブライブ13話分。 超有名アニメだと思うが、今更じっくり見た。 1~3話だけ、数年前に視聴しており、3話のとあるくだりでボロボロと泣いた覚えがあった。 しかしながら長らくほっぽらかしたまま、今に至る。 作品の内容についてはネタバレはしたくないので一切触れないが、これから先も追っていきたくなるアニメだった。 内容についてではなく、見ている中で気が付いた、己の内面の話を書く。

    • 空でも肉でも

      昨年末から、ポツポツと、舞踏のワークショップに通い始めた。 2022年の6月に、『名付けようのない踊り』というドキュメンタリー映画を観てから、漠然とした興味がずっとあった。 知識や鑑賞経験は皆無なものの、兎に角やってみるべと、目につくワークショップに節操なく応募している状態。 実際に体を動かしてみても、講師の方の言葉を聞いていても、毎回毎回、非常に面白い。 数回参加しただけの浅い感想ですが、 自分という人間や、名前、性別、肩書き、社会的日常的役割なんかを、 一度空に

      • 日記から日記へ

        日記を書こうと久しぶりに思ったのは、最近知り合いからすすめられた、違国日記という漫画を読んだからです。 東京で、自身のプロレス団体のミーティングを終えた帰り道、 電車を待つ時間にふらっと入った書店で買ってみたら、まあ面白い。 作中、主人公が日記を描いているのを見て、 電車に揺られる約2時間半、1巻を何度も読み返しながら最寄り駅に着き、 家までの徒歩30分、 綺麗な星空を見ながら、 「嗚呼、、、日記を、書こう。」 と染々思ったものでございます。 嗚呼、私は日記を

        • 今年一年の目標

          2022年の目標を立てた。 具体的なものと、抽象的なもの。 前者は自分の気持ちが白けるので、ここでは書かないでおきます。 ここ数年何も定めずに生きてきましたが、今年はおそらく定めたほうがよい年だと、薄ら寒く直感しました。 これは達成したい。 後者のほうでいうと、プロレスや演劇や絵や小節や漫画読んだりギター練習したり、そういったものをもっと自身に根付かせて、奥深くに取り込んでゆっくりゆっくりかき混ぜてやりたい。 なんの気なしに、毎日の歩みなんてことも気にしないくらい

          日本画の恐竜を見た

          少し前のこと。 『日本画恐竜展』なる展示会に足を運んだ。 今は名前が変わって、『日本画と恐竜』展、らしい。 最近、Twitterで気になった名画botや美術館、画家の方を片っ端からフォローしはじめた。 俳優よりもプロレスラーよりも、今は余程多い気がする。それくらい急激にフォローし始めた。 その中でたまたまタイムラインに、水島篤さんという方の、冒頭にあげた絵が流れてきて、こりゃすごいとなりふらっと足を運んだ。 バシャバシャ撮りまくったんですが、なにかの手違いで殆どが削

          日本画の恐竜を見た

          地球を拾った

          道端に落ちている物を、何とはなしに拾って持って帰る時があり、 見知らぬマスコットキャラがくっついたストラップであるとか、 黒地に緑のラインが入ったマフラーであるとか、 泥だらけのアコースティックギターであるとか、 ギターには思い入れがあって、自宅のふろ場で洗ってやったら、首んとこがサビて軋むものの、問題なく音がでるようになった。 捨て犬とかを拾ってくる感覚に近いのかもしらん。全然違うわ。 いつかお披露目してやれるくらいにまでなれたらいいんですが、まだまだ。 そん

          地球を拾った

          絵の個展をやることにした

          描いた絵が溜まってきたので、個展を開くことにした。 去年コロナ禍と休業がかさなり、暇すぎたので、何の気なしに絵を描くようになり、。 自分のこれまでの人生の中で、初めてできた「趣味」が絵を描くことになった。 たかが趣味 たかが趣味(されどのイントネーションで) たかがの力で個展を開こうということに、今回相成りました。 実家のじいさんを思い出します。 畑仕事ができなくなってからは、自部屋でひたすら絵を描いていた。 正直対して上手ではなかった、けれども、上手い下

          絵の個展をやることにした

          言葉ったらない

          言葉が腐っている場合は、大抵はそれを発している身体且つ骨々且つ精神且つそれら丸ごと全ての且つがカツカツにカツっているのであるからして、それはじゃあ純粋な言葉とはなんぞやっちゅうね。 絵画の如く、全てから切り離され、今で言うところのコロナウイルス(雑)であるとか、そんなものから、心の額縁でもって切り離されて、鑑賞するのみの、路傍の石ころ的言葉なんてものに憧れますけど、甲斐甲斐しく似せた共通点は丸みを帯びた坊主頭のみ。 石ころに憧れて、坊主頭にしとるんです。 3歳の時からね。

          言葉ったらない

          立ち上がる前日のこと

          二年間も離れていたのに、今までの、浅くとびとびなプロレス歴の中で、一番、お客さんが観戦に来てくれる。 所謂、「室田君からチケットを買いますよ」という人たちのこと。 四年前のデビュー戦よりも、 一年半前に一度やってすぐつぶれた復帰戦よりも、 今回が一番。 その事実にかなり驚いて、 驚きを何十倍も上回るくらいに嬉しい。 本当にありがとうございます。 復帰戦の前日。 つまり現在。 電気を点けずに、誰からか貰ったかも分からないMONS

          立ち上がる前日のこと

          お自己のお紹介

          自己紹介、なんてかっちりしたものじゃないですが、 改めて動き出す時期であるのは確かなので、 軽く自分のことをまとめておこうと思います。 もしかしたら、初めて知ってくれた人もいるかもしらんし。 はじめましての方には、できればちょっと知ってもらいたいし。 室田 渓人(むろた けいと)という名前です。 父が渓流釣りが大好きで、イワナの如く活発に粋に人生を泳いでいってくれるように名付けられたらしい。 かくいう自分はというと、釣りが全く好きではありません。 小さいときに一度、

          お自己のお紹介

          意味あり意味なし兄弟

          氷桔ストロングのロング缶が長男坊。 Asahiビールの銀色の缶が次男坊。 WONDERアイスマウンテン氷点下仕込みが三男坊。 身長順に割り当ててしまったものの、そんな安易なという抗議の囁きが聞こえてこないこともないので、そのものを手にとって観察してみたところ、氷結は半分ほど呑み残したままだったため、この半端な様は長男そのものだなと。 空けてすらいなかった、なにからなにまでミチミチに詰まっている過多感は二男じゃなかろか。 ああ、じゃあきちんと飲みほしたあなたは三

          意味あり意味なし兄弟

          「日記を書いたぞ」という日記

          「 日 記 を 書 い た ぞ 」 という、報告のための日記です。 今日は日記を、書いたぞと、そういった一日だぞと、それだけのたむの日記です。 ひび割れて黒液が漏れだしているスマホを指で軽快に弾きつつ、もじを打ち込むという行為。 そのような重労働をこなして、 「 日 記 を 書 い た ぞ 」 日記を書くという行為には様々な障害が伴います。

          「日記を書いたぞ」という日記

          3月13日

          芝居やってみようと決めて、動き出したのが、調度10年前の今頃だったみたいです。 如何にも震災で価値観が変わったかのような時期だけれども、全く関係なかったと思われます。 10年後、 「お前は俳優としてもプロレスラーとしても、今はゼロじゃなくて、マイナスだからな」 と言われて、途端に気持ちが楽になりました。 マイナスなら、あとはやりたいことをやって、やるしかないんだな。 ここから10年経ったら、更なるマイナスになってるのだろうか。 それもあるかもしれないな。 謙虚に、一から、

          『ムロトーーク』開催の経緯

          復帰した大谷さんに新宿の某焼肉屋でごちそうになっていたときに、大谷さんの口からぽろっと、トークイベントをやりたいというような言葉が零れました、 既に再スタートを切った身であるので、いちいち蒸し返すのは野暮も野暮ですが、それはこっちが想像できないような、様々な出来事があっただろうし、それを乗り越えた今は、これから先の話、明るく話したいことが沢山あるはずです。 なにより、大谷さんが話したがっているなら、なんとかそういう場所を作れないもんかという、その一心で今回のイベントを開催

          『ムロトーーク』開催の経緯

          2月23日

          図書館内に設置されている小さなベンチに絵本を積み、背骨を丸め読み耽っている三十路男の存在の是非。 キリのよいところまで読み終えて、目を上げると、ピンク色の羊を模したパーカーを着た女の子(推定年齢3歳)が本棚に並べられたウミガメの絵本を指差したまま、微動だにせずこちらを見つめておりました。 距離にしておよそ30センチ。時間にしておよそ10秒。 瞬きもせずくりくりした目玉をこちらに向けたまま、鉛のように固まっている桃色毛玉。 お母さんがやってきて「すいません。この子よく電

          2月21日

          神保町で、美術系の古本を沢山置いている店を見つけたもんだから、 ベーコンや又造、ウォーホルやらダリやら、このみの画家の画集やらが大量に並んでいる店をたまたま見つけたもんだから、月末につき金欠のため、その場では目星だけつけておいて、来月頭に給料を得たら電光石火で舞い戻り、買い漁ろうという気持ちがふつふつと、一日半ふつふつと続いているので、来月までふつふつとしていることでしょう。 また安いんだ。500円で買えるんだから。 あと浮世絵ね。浮世絵の複製原画やらを大量に売っている店