私が文章を書く理由
例えば人と話していたり、本を呼んでいて、感銘を受けるような考え方に出会った時。
その瞬間は、「は…そうか!!」と感動するけれど、時間が経つとすっかり忘れてしまうことがある。
せっかく出会った考え方が、記憶から垂れ流しになるようで、とても勿体ない気持ちになる。
文章を書いて感じたこと
noteを書くようになってからは、先程のようなことは少なくなった気がするなぁと、先日ふと思った。
感銘を受けるような考え方に出会った時は、そのままにするのではなくて、一度心の奥に落とし込んで、noteをとおして自分の言葉で伝えようと努力するようになった。
言葉は生物だ。
感銘を受ける考え方に出会ったら、その場で自分の言葉にしないと、しばらく経つと忘れてしまい、いつの間にか無かったことになってしまう。
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最近、「キッチンで読むビジネスのはなし」という本を読んだ。
「エヌ・ワンハンドレッド」という洋服ブランドを作った大井幸枝さんの話が、とても印象に残っている。
100年経っても欲しいものを=「エヌ・ワンハンドレッド」という名前は、「マーガレットハウエル」時代に、岡戸絹枝さんが、展示会に来てくれて、毎年同じ形のワンピースを注文してくれた、という経験の中から生まれたそうです。
(大井)「私は、それを『岡戸さんの100年ドレス』って呼んでいたんです。それが頭のどこかにあったから、じゃあ名前に『100』ってつけようと思って」
この話を聞いた時、なるほどなぁと思った。『100年ドレス』というネーミングセンスも素敵と思ったけれど、それ以上に、自分が感じた出来事に対して、自分なりの言葉をつくることはとても大切なんだなと強く感じた。
それだけじゃない。感じたことは感じた時に言葉にしないと、熱は冷めて、自分の記憶から消されてしまうのだ。
毎日の生活で小さなことでも良いから、感じたことはその時に自分の言葉にしておくこと。
これからもnoteを書く上で、大切にしていきたいなぁと思う。
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