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あの人の助言は、いつも数年後やってくる

私は昔から有難いことに、尊敬できる大人に出会う機会が多かった。

「社会は甘くない」なんていう人は居なくて、皆人生を楽しそうに生きていた。

だからこそ、大人に対してネガティブなイメージは無かったし、早く大学を卒業して大人になりたかった。

「春香ちゃん、ここはこうした方がいいよ」
「これからはこういう時代になるよ」

私はそんな人達から、たまに助言をもらった。

ただ、その中には不思議と納得いかないものも多かった。
(もちろん「英語は勉強した方が良い」とかよく言われがちな事に関しては、確かにその通りだと思って聞いていた)

そして、大抵そういう助言は数年後に突然またやってくるものだ。

今まで起こったことが無い体験をしたり、今まで抱いたことが無い感情が現れたりした時に、初めて「あの人が言ってたことはこういうことだったんだ!」とあっさり腑に落ちる。

先日、はあちゅうさんがnoteに挙げていた「体験に勝る勉強はない」に通じるものがあるんだけれど、

料理の本を何回読んでも、
テレビで欠かさずMOCO’Sキッチンを見ていても
自分で体を動かさないうちは
料理を出来るようにはならない。
でも、目の前で見たり、
何度か自分で体を動かしみると
「あ、これね」と思う瞬間がきて、
いつのまにか自分で出来るようになる。

私が助言をもらった時は、まだ「知ってる」段階。
そして、「知ってる」は体験して腑に落ちた時に「分かる」に変わる。

私はその変わる瞬間が凄く大好きだし、これからも「分かる」を沢山増やしていきたいと思う。

#コラム

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