優秀な人材が求めているのは、「面白い仕事という報酬」

ドラッカー著の『非営利組織の経営』は、NPOのみならず、優秀な人材を集めたいと考えている全ての組織・企業おすすめしたい本です。

 

参考に、以下にいいなと思った文について紹介していきます。

もっと読みたいと思った方は、ぜひ本書を手にとってみてください。 

 

仕事そのものが報酬である
 

ボランティアは、報酬を得ていないからこそ自らの貢献から満足を得なければならない。したがって、無給ではあってもスタッフとしてマネジメントされなければならない。 

この文章が、この本のすべてと言ってもいいかもしれません。組織は個々の人間の集合体であるため、まずは個々の人たちが何を求めているのかを知ることから始まると思います。

 

給料がないのであれば、 仕事の成果だけが報酬である。
非営利組織の強みは、報酬のためでなく大義のために働くところにある。
非営利組織では、有給のスタッフさえ、世の中の貢献すなわち意義ある仕事による満足を求める。それが得られないとき、彼らは欲求不満となり疎外感をもつ。

 

 

 

非営利組織の役割とは、人を変えること
 

非営利組織は、人を変えたときに役割を果たす。非営利組織が生み出すものは、治療した患者、学ぶ生徒、自立した成人、すなわち変革された人の人生である。
非営利組織とは、人を変えるためのチェンジ・エージェントである。 

 

 

ミッションは正しい行動をもたらし、活力の源泉となる
 

ミッションの価値は文章の美しさにあるのではない。正しい行動をもたらすことである。

ビジョン・ミッションの策定を進めている団体は多いと思います。この本質を忘れずに設計していきたいものです。

 

ミッションは行動本位たるべきものである。さもなければ単なる意図に終わる。ミッションとは、組織に働く者全員が自らの貢献を知りうるようにするものでなければならない。
ミッションを感じることこそが非営利組織の活力の源泉である。

力がみなぎってくるようなミッションをもちたいものです。このようなミッションの策定は1日でできるようなものではありません。じっくり時間をかけて検討していきたいところです。

 

ミッションはどのような能力をも上回るものでなければならない。それは人の目線を引き上げるものでなければならない。世の中を変えることに貢献できたと思わせるものでなければならない。誰もが無駄に生きているわけではないといえるようにするものでなければならない。

 

 

優秀な人からコミットメントの引き出す
 

新しいものには、それに惚れ込んだ人間のコミットが必要だということである。
新しいものは必ず問題にぶつかる。したがって、本当にコミットしてくれる力のある者に担当してもらわなければならない。
廃棄が、組織を空腹にし、スリムにし、新しいことをできるようにするための鍵である。

 

 

 

何をもって憶えられたいか、誰にとって大事な存在になりたいか
 

非営利組織に働くあらゆる者が何度も何度も繰り返すべき究極の問いは、「自分はいかなる成果について責任をもつべきか、この組織はいかなる成果について責任を持つべきか、自分とこの組織は何をもって憶えられたいか」である。 
自分たちは、誰にとって大事な存在になりたいかについて徹底して考えなければならないということです。

 

人事について
 

人を組織に引きつけるものは高い基準である。高い基準だけが誇りをもたらす。
すでにいる人材からより多くを引き出すことに全力を尽くさなければならない。人的資源からどれだけ引き出せるかによって組織の成果が決定する。それは、誰を採用し、誰を解雇し、誰を異動させ、誰を昇進させるかという人事によって決まる。
つまるところ、非営利組織の成否を決めるものは、やる気のある人たちをどれだけ惹きつけ引き止められるかである。
われわれは、得るべき人材を得ているか。活躍してもらっているか。そのような人材を自ら育てているか。人事に関して考えるべきことはこの三つだけである。
われわれはこの組織を喜んで任せたいと思う人たちを引きつけているか。彼らを引きとめ、刺激し、認めているだろうか。われわれ以上になってもらうために、彼らを育てているだろうか。いい換えるならば、われわれは人事によって明日を築いているだろうか、それとも安易な日常に満足してりいるだけでだろうかということである。

 この文はとくに刺さりました。

 

仕事そのもののやり甲斐や面白さを上手に設計することの重要さを痛感しました。本がボロボロになるまで、読み込んでいきたいです。

 
 

 

 

 

 

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