見出し画像

SEOの本質は「探している人に、見つけてもらいやすくする工夫」だ

こんにちは、マーケターのムロヤ(@rmuroya)です。

結論から言うと、SEOとは「探している人に、見つけてもらいやすくする工夫」なので、情報爆発時代においては非常に優位に立ちやすくなれるスキルだと思っています。

「探されるシチュエーションや、見つける仕組み」を知ることで、「どう工夫したら見つけてもらいやすくなるのか」が分かるからです。

一応補足。

SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、検索結果の上位に表示させて、アクセスアップを図るウェブマーケティングの手法。・・・という定義もありますが、なにかを探そうとしていたり解決したいと思っている人に、解決の手助けができるコンテンツを制作して検索エンジンを通じて提供することだったり、検索ワードの入れ方が下手な人にも見つけてもらいやすくする「おもてなしの工夫」という定義でもいいと思います。本質的な価値提供という側面では。


インスタにだってSEOのスキルは活かせる

SEOは検索チャネルからの集客手法であり、人材や不動産、旅行、ECなどでは欠かせないスキル。

そして今ではSNS検索も主流になりつつあることから、GoogleやYahoo!の検索結果以外にも、活かせる領域は広がっています。

なので、SEOはますます「デジタル時代における汎用性のあるスキル」になっていくと思っています。

インスタがわかりやすい例ですよね。検索されやすいに投稿に「ハッシュタグ」をつけて工夫するのです。人によっては多様なハッシュタグで検索に引っかかりやすいよう、類語や多言語も活用することもあるようです。

また、検索結果の並びにいかに自分のコンテンツが目立てるか、タップしてもらえるかの視点も役立ちます。CTR(Click Through Rate:クリック率)改善ですね。

「#スターバックスコーヒー」の検索結果)

画像1


以前に、GENKINGさんの発言が話題を呼びましたが、この指摘は今やインスタも同じですよね。ハッシュタグを多用したり、他に埋もれない工夫でSEO対策されているコンテンツもありますから。

「Googleで検索すると文字が出てくるし、(検索結果は)SEO対策されている。あとはスポンサー(広告)とかが上がってきて…ネットってリアルじゃない。Instagramは検索することで言葉より画像が表示される」。 出典:Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」


このような工夫は、民泊のairbnbや、婚活のマッチングアプリなどでも随所に施されています。Youtubeや盛り上がりを見せるライブ配信サービスも同様です。投稿者は、探している人に、見つけてほしいからです。

砂漠のなかの一粒の砂では届けられないからです。砂漠の中心で愛を叫んでも誰にも届かないからです。


SEOを習得する過程で得られる多くのスキル

「検索」という瞬間に本気に向き合うことで、ユーザーの悩みや真に解決したいことの理解が深まったり、どのくらいのリテラシーでどのくらいのユーザービリティがミニマムでも求められるかのイメージが湧くなど、ユーザー理解が進みます。

専門的なスキルの面では、「SEOの神」こと、辻さんの資料の図を引用させていただくと、

画像2

(引用元:http://webweb.jp/blog/seo/sem-skill/

というように、広範なスキルセットが求められることがわかると思います。

アクセス解析ができないと直帰率や滞在時間などの指標からコンテンツに満足していただいかは読み解けませんし、実装するうえでもHTML/CSSコーディングがわからないとサイトに反映できませんし、技術的なコントロールのためにもサーバに関する知識がないとできません。

なので、逆を言うと、SEOへのアプローチを追求していく過程では、さまざまなスキルや知識が身につくのです。



Amazon Echoなどのスマートスピーカーの「音声検索」など新しいテクノロジーの登場は続きますが、SEOはまだ死んでないですし、むしろSEOのスキルであなたが大好きで応援したい「人・モノ・コト」をもっと輝かせることもできるのです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?