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ムルムルの個人ブログに対しての「発信者情報開示命令申し立て」についての説明

ハッピームルムルこんにちは!

前回の謝罪文で、もしも混乱させてしまっていたらごめんなさい!
なにか心配でまだ前回記事をご覧になってないという方、
恐らく予想しているような内容ではないので、まずは是非こちらを読んでみてください!

※この記事は有料設定されていますが、全文無料で読めます。役に立った!と思ったら、良ければ支援してね!

 今回の記事では、ムルムルの個人ブログに対しての「発信者情報開示命令申立」について説明します!
 記事の主旨は、ムルムルの個人ブログの投稿に対して発信者情報開示命令申し立てがされたことについて、それらがどんな手続きを経て行われるものなのか、これからどういう流れが予想されるのかを、以前からムルムルを知ってくださっている皆さんにお伝えすることです!
 なので、あくまでも「ムルムルの場合」に限定したお話になります!
 「発信者情報開示命令申し立て」そのものについて、もっと正確で詳細に知りたい方は、記事の最後にムルムルが参照した書籍をご紹介しますので、そちらで各自調べてもらえればと思います!

※以下、ムルムルはあくまでも法律の素人であり、書籍で学習した程度の知識であることを念頭に置いてご閲覧ください。(つまり、正確なことが知りたかったらプロに聞いてね)


発信者情報の開示(発信者の特定)の為の法律について

 とりあえず、東京地裁第9部(保全部)のページに色々と載っていますので、そちらへのリンクを貼っておきます。
発信者情報開示命令申し立て|裁判所

 さて、ではムルムルなりの説明を始めていきます。
 まず、「発信者情報の開示(発信者の特定)」の為に用意されている制度は、以下の通りです。(令和5年11月現在)

  1. 発信者情報開示仮処分申し立て

  2. 発信者情報開示命令申し立て

  3. 発信者情報開示請求訴訟

 上記の制度を、様々な条件を考慮してどれを誰に対して使用するのか、発信者特定に必要な情報を保全する為に他の制度も組み合わせて使うかなど、色々な条件に合わせて手続きを決め、発信者の特定を進めていきます。
 考慮される条件としては、対象の投稿があるサイトはログイン型かどうかかとか、サイトの運営はどこかとか、投稿はユーザがしたのかそれともサイト管理人なのかとか、投稿がされた日時等々、色々です。

 ですから繰り返しになりますが、当記事ではそれらをとても網羅しきれません。なので数ある中での1つのパターン、ムルムルの場合である「サイト管理者による投稿が対象の発信者開示命令申し立て」に限定し、説明をしようというわけです。ちなみに、ムルムルの個人ブログに対して使用されたのは、上記のうちの「2.発信者情報開示命令申し立て」です。

発信者情報開示開示命令申し立てとは

 2022年10月1日から施行された、割と新しい制度です。通称、発チと呼ばれたりします。非訴事件ですので、申し立てた側を「申立人」、申し立てられた側を「相手方」と呼びます。(原告、被告じゃないよ)
 そして裁判用語として、訴訟物に対して当事者適格とされた者を「当事者」、弁護士のように当事者に代わって手続きを進める人を「代理人」と呼びます。
 なので申立人側の弁護士は「申立手続代理人」、相手方弁護士は「相手方手続代理人」です。
 発信者情報開示請求訴訟に比べ、手続きが簡単で早ければ1か月以内で決定が下されます。しかし、裁判所に申し立てを受理してもらうには、対象投稿の存在と内容の疎明ではなく証明が必要となります。

※非訴事件なので、裁判所の判定を「判決」ではなく「決定」と呼びます
※非訴事件・訴訟・保全命令など、裁判には種類があり、当事者や裁判所の判定の名称、記録が公開か非公開かなど色々と違うので、そこは各々で調べてみてください。ちなみに非訴事件は基本非公開で、第三者は事件の利害関係者であると疎明しなければ記録を閲覧できません
※訴訟物の意味や、疎明と証明の違いについてはググってね


発信者情報の開示とその後の予測

 ではここから先は、ムルムルのブログの投稿に対する発信者情報開示命令申し立て(長いので以降、発チとします)が受理され、どのようにしてムルムルに通知が来たのかと、ここから先、発チに対する東京地裁の決定によってどのような展開が予想されるのかを、一気に図解していきます。
 恐らく、皆さんここが一番気になるところだと思うので、さっさといきましょう!

発チの申し立てから終局まで(申立人からレンタルサーバーへ)

 以下の図は、発チが申し立てられてから終局するまでの流れを簡単に図解したものです。
※頑張って調べましたが、所詮ムルムルは素人なので間違っているところが多々あるかもしれません。参考程度にご参照ください

発チの申し立てから終局までの簡易図解

 黒文字部分が現在時点(2023年11月7日)で終わっているところ、オレンジ部分がこれから行われることです。
※ムルムルが観測できる範囲内なので、レンタルサーバーの答弁書とかはもう送られているかもしれません

 図の中で第〇回口頭弁論とありますが、発チではほとんどの陳述は書面で行われるそうです。書面は弁論期日までに提出しなければいけません。
 ちなみに、この発チでは申立人が裁判所に出廷する必要はなく、代理人である弁護士が出廷すればOKです。最近はオンラインの方法も利用されているとか。
 また、図解を見てのとおり、発チでの相手方はムルムルではなくムルムルのブログが設置してあるレンタルサーバーです。ですので、意見照会に回答して抗弁文と証拠を提出した現在のムルムルは、あとは申立人とレンタルサーバーの裁判の結果がどうなるのか待つだけです。
 恐らくムルムルに結果が知らされるのは、終局決定が下され、それが開示命令だった場合はレンタルサーバーから申立人へ情報が開示された後、却下だった場合はその旨を伝える連絡が、どこかのタイミングでメールか書面で来るんじゃないかなーと予想してます。どうなるんでしょうね。この辺は待ってればわかることなので、調査はしなくていいかなと思ってます。
 分かり次第、ここに追記しようと思います。


発チが通って情報開示された後の予測(申立人による損害賠償請求権の行使)

 ほぼ必ず、損害賠償を求める交渉(示談か民事訴訟か)が、ムルムルのもとに来るでしょう。そもそもが発チを申し立てる時に、その理由として「損害賠償請求権の行使のため」と主張することが殆どらしいですし、「発チかけて終わり」なんてことはないと思います。

 さて、ここで示談交渉がくるか民事訴訟が起こされるかは、発チの申立人の判断なので、どっちになるかはムルムルにはわかりません。

はい!以上がムルムルに来ている発信者開示命令申し立て、通称「発チ」の簡単な説明と、ムルムルの現状になります。

 上記にも書いたように、開示された後どうなるかは申立人の判断にかかっていて、発チとはまた別の事件として取り扱われます。
 「損害賠償請求を求める民事訴訟」となるか、「示談交渉」となるかはわかりませんが、まぁ来たものに対応していくしかないので、とりあえず待ってる間はSNSの開発を進めようというのがムルムルの方針です。

 また、noteにて色々記事を書いていきたいという思いもあり、やりたいことがいっぱいです!noteの記事の内容は、発チ関連について調べるついでに読んで面白いなーと思った法律関係のことになります。
(前回記事を読んだ方や、ムルムルのXの投稿を見た方がご存じでしょうが、レンタルサーバーから送られてきた意見照会に載ってた、申立人の主張文の不思議な誤字たちがどのような過程で生まれたのかがどうしても気になってですね……)

 でも、あくまでも開発優先です!プロジェクトの完成を目指しつつ、ぼちぼちこちらも更新していこうと思います!
それでは!


ばいちゃ!

<参考文献>

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