見出し画像

彼女の名は、ビエラ・アンクルキャット


フィンランドを訪れた時の事、そこで出会っしまった、シベリアが生んだ小さな宇宙人こと、ビエラ・アンクルキャット。

彼女はその時、森の中でバックパックいっぱいに楽器や絵描き道具 (だけ) を持って旅をしていて、なんて自由!と、僕は目の前に立ってるこの謎の女の子に、とても驚いた事を覚えてる。


真夏のフィンランドで、白夜の中、ぬーっと森の中から現れるビエラ。
妖精かよ!


フィンランドで一緒にヒッチハイクをする事になった。
車に乗せてくれたおばさまが、ビエラの顔を見た途端、徐に財布からお小遣いを手渡してくれそうになってた。




ある日、初めて彼女のサイトを覗いた時の衝撃は、今も忘れられない。
ともかく、まずは彼女の作品を見てもらいたい。


【Vimeo - Bela Unclecat】





【Instagram-Bela Unclecat】
 イラストメインのアカウント




【Instagram-Rhinos Dream】
 写真はコチラ



僕はビエラの作品を見て以降、瞬く間に、彼女の描く世界観に惹き込まれてしまった。




出会ってから8年程経つのだけど、彼女はほぼ毎日欠かさず絵を描いてる。
電車の中や、カフェでお茶をしてる時間など、ちょっとした時間になると、いつもポケットから、ノートとペンの束を取り出して、何か描き始める。
一度、いつから絵を描いてるのか聞いたことがある。

絵は子供の時からずっと描いてるよ。
あなたも描いてなかった?

という答えが返ってきて、確かに子供の頃、キン肉マンやドラゴンボール、ドラえもんなんかの絵を、広告の裏の白いスペースに描いてたのを思い出した。

それ、ずっと続けてるだけネ。
と言いながら、ノートの端に並んだ色鉛筆の束をカラカラと探っていた。(語尾が「ネ」で終わるのが、最近のトレンドらしい)


その当時、スロベニアという、人口200万人の小さな国で暮らしていたビエラ。

2012年から1年の半分を日本、もう半分を海外で暮らすようになった。
日本にいる間は、日本の中を旅したり、エキシビジョンを開催したり、捨てられてた猫を拾ったりする。(計3匹)

2015年から、日本で拾った3匹の猫と共にドイツに留学して、自身初のショートアニメーション (10分) を製作中。

2019年からチェコに拠点を移し、世界各国の映画祭に出展予定。


日本で暮らすうち、日本語も話せるようになって、最近ではオーダーの半分くらいが日本の人からだという。

来年から本格的に活動を始める、ビエラ・アンクルキャット。
名前の意味はさっぱりわからないけど、ビエラ・アンクルキャット。

これまで以上に仕事の依頼も受け付けるそうなので、今後とも、末長く見守ってもらえると幸せです。

いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!