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ネコの海外移住は一大事


ドイツで暮らし始めて1年が経った頃、ようやく猫と暮らせる環境に引っ越したので、日本からネコ(3匹)を連れて来る事にした。
一番の問題は、僕の仕事が休めない!!(一番ダメなやつ!)


ビエラは日本に行けるとして、一人でネコを3匹連れて来る事は物理的に不可能だ。
そこで、ここはブラザーにお願いしてみようと、みっちゃんに電話して、事情を説明した上で、


ネコと一緒にドイツまで来て!!



と、お願いした。
お願いというか、もうほぼ脅迫だった。

色んな問題があっただろうに、なんとか都合をつけてくれたみっちゃんは(ついちゃうのがすごい!!)なんと、数日間ドイツに来てくれる事になった。

来れるの!!?と逆に聞いちゃうくらい驚いた!

世界にはいるんだ!神様みたいな人が!





ネコを海外に連れ出すには、

マイクロチップ、狂犬病の予防接種、病院からの診断書が必要で、病院の事が終わると、次に航空会社にネコを乗せる予約や、検疫所の予約が必要で、まあ簡単じゃない。

マイクロチップや予防接種は、僕らがドイツへ来る前に済ませてて本当よかった!(予防接種の結果が出るまでに、数ヶ月かかるそう)



話によると、ネコ3匹と、まず東京まで新幹線で行った後、友達の家で一泊。
翌朝、フライトの数時間前に空港へ向かって検疫所で最終チェック。
機内の座席に連れて行けるネコの数は一人一匹と決まってるので、一番大きかったいなりは、別部屋(倉庫)だったそうだ。

ようやく飛行機に乗り込んだ後、これでもまだ終わらないネコ旅。
飛行機は乗り継ぎ便、モスクワで一度飛行機を降りたあと、また別便に乗り換える二人と3匹。

こうして家を出発してから二日が経った頃、晴れてドイツの家にやって来たのだった。

家でみんなの帰りを待っていた僕は、二人が、背中とお腹にひとつずつバックパックを背負い、両手にはネコの入ったケースを持ってやって来た姿が忘れられない。



なんか、、かなり怪しい。




しかし、本当によくぞ連れて来てくれたと思う。

かなり大変だった!

と二人とも声を揃えて言っていたけど、そりゃあそうだと思う。

みっちゃんは数日間、僕の太鼓の皮を張り替えてくれたり、ケルンの街まで遊びに出たり、ボンの家でのんびり過ごした後、また一人で日本へ帰って行った。

みっちゃんが来てくれなかったら、この引っ越しは一体どうなってたのか、想像もつかないけど、ともわれ僕ら家族はまた揃う事が出来た。

もう後戻りは出来ない。



ネコが外に出られる家を探していたら、運良く森の中の家を借りる事が出来た。


東京から電話があった。
とりあえずカバンから出られたネコ達は、友達の家で遊びまわってたそう。
そこが新居じゃないのです。


ついにやってきたみっちゃんとネコ3匹。
これは奇跡なのか!


やっと落ち着いてきたネコ3匹。
落ち着きすぎ。


落ち着いたらめっちゃ食うのだった。



時々部屋の前にイノシシや鹿が来る度、部屋で興奮するネコ達。
初の外国友達になれるのか。(なれそうにない)


尻隠せず!


たぬき(ビエラ命名)はドアを開けるスキルを身につけてしまい、時々脱走を試みる。


ドイツに来て木登りを覚えたネコ達。



まさか、愛媛と島根の道端で、僕らに拾われてしまったネコ達も、別の大陸までやって来てしまうとは思わなかったと思う。(僕も思わなかった)

こうして、ネコ達もドイツに来て1年が経った。
一度いなりが迷子になって、9日間のひとり旅を経験したり(家の近くで発見)時々、あずきが外でねずみを捕まえたりするくらいで、相変わらず元気にやっている。

3匹共安心しきっている中、大変申し訳ないのだけど、もうすぐチェコへ引っ越す事を彼女達はまだ知らない。


もう僕らは運命共同体だ。
こうなったら世界中どこまでも一緒に行くしかない。


そしてあわよくば、もう一度みっちゃんが来てくれればいいのに。
と、ビエラと話し合ってるのだった。



【インスタにニューアカウント作りました】
主にネコスタグラムです。



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【アフリカ撮り下ろし超ビッグカレンダーが、今旬です】


いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!