「I am from Russia」 　字幕（英語・日本語）
　Bela Unclecat


ロシア軍によるウクライナ侵攻以降、ロシアで暮らす287名の方から送られてきたボイスメッセージを元に制作したショートアニメーション「I am from Russia」が公開されました。

夏至を過ぎた頃から、少し前まであんなにも求めてた太陽を避けるくらい暑い季節がやってきた。

ロシア軍がウクライナに攻め込んだ2月24日以降、

「自分の世界が全部変わってしまった。もうあの前の感覚には戻れない」

と、散歩しながら話してたビエラ。

ロシアで言論弾圧が始まった3月以降、例えば「No War」や「Save for Ukuraine」と声に出したり、文字にしたり、SNS上で使うだけでも罪になるんだそう。

自分の生まれ育った国が、ある日、血縁や親族も沢山暮らす隣国を攻撃し始めて、「戦争を止めて」とSNS上で発信するだけで逮捕されるなんてことが現実に起こってるのが、もし日本だったら。と想像してみて、その怖さを思い知る。

ロシアでの言論弾圧が始まってしばらくしたある日、ビエラは新しいプロジェクトを開始しました。

「もし今、自由に何でも言ってもいいなら何を言いたいですか？」

という質問に対しての声をロシア国内で募集したところ、4日間で287人の方からボイスメッセージが届いたんだそう。

こうして出来たショートアニメ「I am from Russia」の公開後、反響の大きさに戸惑ってるビエラとは裏腹に、ドイツのディアでも取り上げられる様になってしまった。

このアニメーションの公開で、少なくともプーチン政権の続く間はロシアに帰れなくなったと言うビエラ。

未だ戦争は止まってないけど、一秒でも早く止まる事を願って、まだ観てない方はぜひ一度観てもらえると嬉しいです。

アニメーションの制作過程をこちらで説明してます。（英語）